ジャニーズよりも酷い圧力!? 吉本興業の“業界ルール”がブラックすぎる… 元NMB48メンバーの数多くが“闇の力”の被害に

宮迫博之 (C)まいじつ

一連のジャニーズ問題に端を発し、芸能界全体の慣例が批判にさらされている。

「ジャニーズ会見で記者からは、事務所退所者をめぐる圧力疑惑にも質問が及んでいます。しかし、移籍問題は、業界全体の暗黙のルール。

ジャニーズと並ぶ最大手である吉本興業は、追放された宮迫博之が未だ地上波復帰できず、島田洋七も退所によって干されたことを明かしています」(芸能ジャーナリスト)

吉本は子会社のShowtitleが『NMB48』の専属マネジメントを手掛けているが、ここはファンの間でブラックな事務所だと名高い。

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その象徴のひとつが、契約によりグループ卒業後も2年間は吉本以外で芸能活動できないという「二年縛りルール」だ。

これを示す最も闇深い事件は、一期生・渡辺美優紀への圧力疑惑だろう。

渡辺は2016年8月に「NMB」を卒業し、翌年4月には動画配信サイトの生放送で、卒業後初仕事を果たす。しかし、開始時刻になっても配信はスタートせず、急遽「本日の配信は事情により中止となりました」と発表され、ファンはザワついた。

これに関し、渡辺はブログを更新し、「FRESHの会社にて生放送スタンバイしていたのですが、私もわからないのですが、5分前に事情により中止になっていました」と説明。

直前まで準備をしていたが〝何者かの圧力〟で中止に追い込まれたことをうかがわせたのだ。

騙し討ちでメンバーに卑猥な仕事をさせた過去

16年秋には、半年前に「NMB」を卒業したばかりの西村愛華、前年卒業の照井穂乃佳らが、ライブ出演を告知。しかし、留学セミナーとのバッティングや一身上の都合など、各々苦しい理由で急に辞退し、吉本の圧力かとファンの間で話題になった。

「一期生として渡辺・山本彩と3トップの一角を担った山田菜々は、2021年3月に芸能界引退を表明。理由には、吉本のギャラが安いことから幾度となく他事務所への移籍を画策するも、2年間の芸能活動が禁止されるルールのせいで叶わなかったと言われています」(アイドルライター)

現在は芸能界引退した元メンバー・須藤凜々花は、さらにブラックな実態を暴露している。

「須藤は18年8月の『SHOWROOM』で、在籍時に受けた騙し討ちを暴露。かねてから哲学者になりたいと公言していたため、事務所から『哲学の仕事』と言われ現場に行くと、何の説明もなく水着でグラビア撮影をやらされたそうです。

内容も、見えてはいけないものが見えそうな危ないものだったが、事務所の人間は誰も止めてくれなかったそう。須藤は『生意気だとか言われるのが怖くて』『撮影の時間も押していたから、受け入れるしかないと思って』と泣く泣く仕事を続けたが、我慢できず『SHOWROOM』で告発したと語っていました」(同)

これらは、大手ほどその巨大な力で傲慢な運営をしていることがよく分かる事例だろう。タレントの人権を叫ぶなら、ジャニーズだけの問題に矮小化せず、芸能界全体の慣習を改める必要がある。

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