ジャニーズ解体なら受け皿になる事務所はどこに? 滝沢秀明『TOBE』以外の選択として可能性があるのは…

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

一連の性加害問題に端を発し、ジャニーズ事務所の〝解体〟がまことしやかに囁かれている。

「注意したいのは、まだ公式発表ではないこと。被害者当事者の会も、事務所の解体は望まず、名称・組織ともに存続することを要望しています。

にもかかわらず、世間ではなぜか解体が決定的だと見られている。これに呼応するように、ネットニュースは所属タレントの移籍や名称変更を叫び、もう何が本当か分からない流言合戦です」(芸能事情通)

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中でも最も耳にするパターンは…。

「一番聞かれるのは、ジャニーズ事務所は被害者補償専門の団体として残し、エンタメ事業は新規に別会社を作って行うというもの。しかし、当事者の会が存続を要望しているため。これではまた被害者から叩かれることになり、どこに着地するかは全く読めない」(同)

別会社といえば、昨年にジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明氏が、新たな芸能事務所『TOBE』を設立。三宅健、平野紫耀、北山宏光などジャニーズ退所者の受け皿となっており、メディアの扱い方も「合流決定!」などと好意的だ。

新会社・TOBE・大手・中堅…散り散りになる可能性

「古巣からの繋がりがあるんだから、退所後はTOBEに行くのが一番楽。滝沢氏はJr.マネジメント・プロデュースを行った立場でありながら性加害問題に無視を決め込んでいるが、それもメディアからは全く責められていないんだし、〝ジャニーズという名前さえなければ許される〟というこの風潮を踏まえれば、一番手っ取り早い手段」(スポーツ紙記者)

過去の例からは大手への移籍も考えられる。

「故ジャニー喜多川氏は業界の大物と蜜月関係で、芸能界のドンである『田辺エージェンシー』代表・田邊昭知とは盃を交わした仲。『SMAP』解散時には、草彅剛が同社へ移籍することが水面下で内定していたとも言われていましたね。

社長人生で最も寵愛した郷ひろみも、芸能界の頂点である『バーニングプロダクション』。このように、ドンが仕切るレベルの超大手事務所なら、〝仁義〟で受け皿になるでしょう」(芸能ジャーナリスト)

ただこれには条件が…。

「いくら仁義でも有象無象は引き受けられないから、デビューしてある程度の人気・知名度があることが条件になる。微妙な立ち位置のタレントは、中堅レベルの事務所に行くことになるでしょう。

そうなると圧力云々という話をする人も出るだろうが、今のジャニーズにそんな力はない。そもそも例の会見で、圧力はなかったし今後も行わないと明言されているし、移籍問題は案外簡単かもしれない」(同)

移籍で困るのはタレントではなく、ジャニーズという〝ファミリー感〟が好きだったファンの方になるだろう。

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