WBC新監督、井端弘和氏で1本化は危険? 栗山英樹氏、稲葉篤紀氏の「可能性が残る」ワケ

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2026年に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の監督に井端弘和氏が最有力候補として浮上し、就任が確実になったと報じられている。井端氏は現在、U12日本代表監督を務めている。

「U12日本代表監督は昨年から務め、高校代表や大学代表の指導にあたっています。侍ジャパンとのつながりもあるといいます。選手時代は抜群の守備力でゴールデングラブ賞を7度獲得。ヒットメーカーとして1912安打を記録しました。巨人の内野守備コーチをしていたこともあります。実績は十分なのですけれど、監督経験はありません」(スポーツ紙記者)

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仮に井端氏が、このままジャパンの監督に就いたとしよう。

「監督の話は、引き受け手がいなかったというのが真相。有力といわれたソフトバンクの常勝監督だった工藤公康氏はあまりの大騒ぎぶりに辞退。栗山英樹氏は続投を拒否。東京五輪優勝監督で日ハムのGM・稲葉篤紀氏も仕事を理由に固辞。結局、かつてのWBC優勝監督でもある巨人の原辰徳監督や王貞治氏にまで話が回って、全員ダメだったといいます」(同・記者)

井端弘和氏以外の候補はどうなる?

実は、ここにきて意外な名前が浮上。松井秀喜氏だったという。

「昨年からWBCの中継局ではないのですが、フジテレビにゲスト解説で出演。『WBCは素晴らしい大会』とホメちぎっています。でも彼は現役時代にWBCに招へいされたのに辞退。それも2大会連続です。彼は日本にもどってWBCのコーチでもやりたいのでしょうが、影響力のある原氏が許さないといいます」(同)

井端氏についても不思議な情報が出ている。

「11月にはじまるアジア大会『アジアプロ野球チャンピオンシップ』と来年秋の『プレミア12』まで、井端氏が指揮を執るというのです。いってみれば井端氏は〝つなぎ監督〟らしいのです」(同)

では、その根底にあるものはなにかというと…。

「8月中に候補者が選定されるという話でしたが、だれもが腰が引けて話し合いにならなかったようです。これまでWBCで日本は5大会のうち3回優勝。負けることが許されなくなっている。井端氏が監督の間に栗山氏と稲葉氏には説得を続けるといいます。本当の監督決定は、まだ先」(同)

井端氏でも勝てればいいが。

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