『ウソ婚』最終回視聴率2.9%で盛り返すも…菊池風磨のクサイ台詞に大ブーイング「共感性羞恥やばい」

長濱ねる

長濱ねる(C)まいじつ 

9月26日にドラマ『ウソ婚』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。放送当初、評判は上々だったのだが、クライマックスにかけて大失速。最終回も案の定、ブーイングが殺到している。

同ドラマは、ひょんなことから主人公の夏目匠(菊池風磨)と幼馴染みの千堂八重(長濱ねる)が、〝ウソ〟の結婚生活を送る様子を描いたラブコメディー。最終話目前、素直に気持ちを伝えられない2人は、すれ違った末に結婚生活を終了させてしまう。

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2人を見かねたもう1人の幼馴染・吉田健斗(黒羽麻璃央)は、匠に「俺はずっとたっくんになりたかった」と本音を吐露。さらに挑発するように、八重を赴任先のアフリカへ連れていくと宣言し、匠の気持ちに揺さぶりをかけていた。

さらに匠に追い打ちをかけたのは、自分が設計を手がけた結婚式場で、八重と健斗の結婚式が行われるという報せ。居ても立っても居られなくなった匠は、式場に乗り込んで「ばーか!姫ってのは、生まれつきなんだよ」「八重は生まれつきお姫様なんだよ」と、ありったけの気持ちを八重にぶつける。

そのまま匠は、式場を後にしようとするのだが、実はこの結婚式自体がサプライズという結末に。匠と八重の仲を取り持つため、健斗や友人たちが仕掛けたウソの結婚式だったのだ。無事にお互いの気持ちを確かめ合った2人は、ヨリを戻し、物語はハッピーエンドで幕を下ろした。

駆け足エンディングに賛否の声

同ドラマの原作は、累計発行部数450万部を超える大人気コミックス。作者の時名きういも積極的に感想を発信しており、最終回では《匠が式場にのりこむシーンからはもう全部が好きすぎて…!》とイラストで感想を寄せている。



ただ原作者からは太鼓判を押されているものの、多くの視聴者は、駆け足で終わってしまった最終回に物足りなさを感じているようだ。

「全12話で構成された『ウソ婚』の毛色が変わったのは、9話で匠の元カノ・紗智(中村ゆりか)が登場したあたりから。紗智は八重に匠との切ない失恋話を打ち明け、〝別れてほしい〟と切り出しています。この出来事がきっかけで、良好だった匠と八重の関係が崩れることに。物語としては良いスパイスですが、自分より人を優先させてしまう八重の悪い部分が出てしまったのです。

10話目以降は、匠と八重の間にさまざまな葛藤がありながらも、2人が結ばれるまでのスピード展開についていけない視聴者が続出。結果的にチープなエンディングになってしまったようですね」(ドラマライター)

さらに今回のエピソードで匠は、事あるごとに「お姫様」というワードを連発している。そのあまりにもクサイ台詞に「共感性羞恥」との指摘が相次いだ。

八重たちの結婚式同様、大ブーイングの最終回も〝ウソ〟であってほしかったが…。

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