『ウソ婚』BL展開で視聴率急落…? ジャニーズ性加害問題はどこ吹く風

菊池風磨 

菊池風磨 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

第1話から深夜ドラマとして異例の快進撃を見せてきた『ウソ婚』(フジテレビ系)の視聴率が伸び悩んでいる。その原因は、ストーリーの途中から登場したキャラの設定にあるようだ。

「『ウソ婚』はメインキャストである『Sexy Zone』の菊池風磨と長濱ねるの良さが存分に生かされており、30分枠の深夜ドラマとは思えないほど好評でした。

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平均世帯視聴率は初回2.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)、第2話で3.0%台に突入。第3話で3.2%を記録し、前期の同局ドラマ『ホスト相続しちゃいました』が一度も超えられなかった〝3.0%の壁〟を簡単に乗り越えました。

また『TVer』の総合ランキングでも常に上位をキープ。第2話の見逃し配信は210万回再生を記録し、23時以降の連ドラで初の記録を達成。今期の覇権ドラマ候補と称賛されていました」(ドラマライター)

しかし8月1日に放送された第4話の平均世帯視聴率は、2.3%と大幅ダウン。翌週8日放送の第5話は2.7%と若干回復したものの、3.0%台に戻ることは叶わなかった。

唐突な“BL展開”が視聴率低下の原因?

視聴率が下がった原因として考えられるのは、唐突に描かれたBL展開だろう。

第4話では、初回から登場するガーデンデザイナー・進藤将暉(『Snow Man』渡辺翔太)の密かな想いが明らかに。彼は夏目匠(菊池)の仕事仲間なのだが、将暉は匠に対して友情以上ともいえる並々ならぬ好意を抱いていた。

続く第5話では、匠の結婚を疑った将暉が夏目家を訪問。結婚相手である千堂八重(長濱)を見定め、2人の結婚が本当かどうかを暴くはず予定だった。しかし、彼女の人柄に触れていくうちについ心を許してしまう。やがてそんな八重に匠は惚れたのだと悟った将暉は、少し寂しげな表情を浮かべながらも2人の仲を認めるのだった。

「BL展開が始まってから視聴率が下落しているのは明らか。盛り上がっているのはジャニーズファンだけ。もともと原作漫画にBL設定はなく、むしろ将暉は八重を匠から奪おうとするような素振りを見せる、チャラ男なのです。

将暉役を演じた渡辺はかねてより演技力に定評があるので、原作の設定をそこまで変えなくてもドラマとして成立したでしょう。ジャニーズ事務所の性加害問題が国際化していることも原因のひとつにあげられるかもしれません」(同・ライター)

わざわざ原作を変えてまでBL展開を盛り込んだ意図はどこにあるのだろうか。

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