『silent』チームの最新作が大失敗!『いちばんすきな花』初回5.9%の爆死 『Snow Man』目黒蓮不在で女性視聴者を釣れず…

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

実力派中堅俳優の多部未華子を筆頭に、松下洸平・今田美桜・神尾楓珠と流行りの若手も動員した新ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)が、ものの見事にコケてしまった。

同作は4人が主演する異例の作品な上、昨年に大変な話題を集めて礼賛された社会現象ドラマ『silent』のプロデューサー・脚本家が再びタッグを組んだことで注目の作品。しかし、10月12日の初回はビデオリサーチ調べ・関東地区で平均世帯視聴率5.9%、平均個人視聴率は3.3%に終わった。

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「このご時世、数字的には『まぁこんなもんかな』という感じですが、同作は『あの社会現象を起こしたsilentの制作陣が再び!』といった感じで、フジテレビが意気揚々とゴリ押しにゴリ押しを重ねた特大プロモーションをおこなっていた。

それで蓋を開ければ並のレベルなのですから、現時点では大失敗と断じていいでしょう」(テレビ誌記者)

だが、視聴率の上では「silent」もさほど高くはなかった。その点で言えば、まだ「いちばん好きな花」にも希望はある。

カギを握るのは“TVer”と“女性視聴者”

「『silent』はあれだけ話題になった反面、視聴率は1度も2桁に届かず、平均的なドラマ程度の数字しかなかった。その話題性はSNSの盛り上がりと業界人のゴリ押し、TVerのお気に入り登録者数にあり、サービス開始以来、ドラマでは歴代1位となる230万人のお気に入り登録を記録しました。

これは1年経つ今なお更新されておらず、今夏話題になった『VIVANT』(TBS系)を50万人以上上回ります」(同)

翻って、「いちばんすきな花」のTVerお気に入り登録者数は、初回を終えて45万程度と至って平均的な数字だ。「silent」ほどの人気を得られるか否かは、ここからどこまで伸ばせるかに懸かっている。

「ドラマというのは熱心な女性視聴者をどれだけ増やせるかに懸かっていますが、『silent』はこの点が完璧だった。主演の『Snow Man』目黒蓮はミーハーな女性に人気だし、障がい者との恋愛というテーマも、女性には刺さりやすい鉄板の設定でした。

こうした層は10代~20代半ばであり、同世代のキャストに感情移入するもの。しかし、『いちばんすきな花』は主演の1人である多部が34歳と、ひと世代年上のためにあまり惹かれないのでしょう」(ドラマライター)

ターゲットではない30代~50代の男性からも、《主演数人で群像劇にすると場面転換多過ぎて見にくい》《あんな内容で本気で数字取れると思ったのか?》《silentの悪いところを集めた感じ》などと辛辣な評価を浴びるこのドラマ。

果たして、目論見通り「silent」の〝二匹目のドジョウ〟になれるだろうか。

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