マツコの「RX-7出してよ」発言に豊田会長が苦笑い 燃費とEV…日本自動車産業の未来は?

マツコ・デラックス 

マツコ・デラックス  (C)まいじつ 

タレントのマツコ・デラックスが、11月5日に『JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)』のトークショーに、トヨタ自動車会長で日本自動車工業会会長の豊田章男氏と共に登壇。絶妙なトークを繰り広げた。

「JAPAN MOBILITY SHOW」の前身は『東京モーターショー』。今年は10月26日(一般公開は10月28日から)から11月5日にかけて開催された。

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改名理由について、豊田会長は事前配布の資料にて「東京をジャパンに変え、モーターをモビリティに変えた〝新しいショー〟」と説明。「未来に向けたプラットフォームづくり」を目標に「クルマやバイクをつくっている大企業だけでなく『一緒に未来を探しにいこう』と共感してくださった多くの仲間が集まってくださいました」とのコメントを出している。

イベントでは「いままでは、ワールドプレミアで新車を発表する場でした。しかし、それではあまり物が売れなかった。ここで売るのは〝モビリティの世界〟。スタートアップ企業と投資家の方々をマッチングして、新しいビジネスの第1歩をやってもらおうと考えている」と改めて説明し、実際にイベント参加企業は約500社に膨らんだという。

マツコも「ずいぶん変わった」と実感したようす。商談ルームがキッカケの商談は430件以上、マッチングは5つのテーマに分けて130件を超えたと発表されると、マツコは驚きの表情を浮かべ「名前が変わっただけじゃない、期待にあった中身になっている」と太鼓判を押した。

自動車業界におけるインフラの重要性

マツコは、電気自動車(EV)について「充電に何時間もかかると聞いている」と触れると、豊田会長は「サイレントマジョリティーの方から声が上がると思う。それがないとダメだし、使い勝手を考えないといけない」「インフラができないとだめ。ガソリンスタンドでガソリンを入れるのは3分。EVは3時間」と指摘する。

さらに「増やさないといけないけど、誰がやるの?」と問題を定義し、「未来作りって未来の乗り物だけ作ってもダメで、いろいろな人が協力して同じことに向かって進まないとうまくいかない」と展望を明かした。

そして、マツコは「(マツダの)RX-7出るのかな? 燃費悪いの出せないでしょ? 出してよ。時代が変わっても、コンセプトカーみたいのが欲しいのよ」と懇願すると、豊田会長は苦笑い。

最後に日本の自動車業界の今後を聞かれ、豊田会長は「日本は大丈夫です! 現場力があります!」と声をあげ、「モビリティという見方で『〝ありがとう〟と言い合える日本』『笑顔のシェアが増える日本』を世界に自慢したい。そのきっかけがモビリティショーだったら嬉しい。一緒に未来づくりにご参加ください」と締めた。

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