『かまいたち』レギュラー打ち切りの悲劇ふたたび…視聴率1.9%の『ジョンソン』を年始に放送する意図は?

かまいたち 

かまいたち  (C)まいじつ 

今年もあとわずかとなり、各テレビ局が年末年始特番のラインナップを公開しはじめた。しかし、12月1日に発表されたTBSの放送番組は、年末とは思えないほど絶望的な顔ぶれとなっている。

大晦日、TBSは17時から『WBC2023大晦日・生放送スペシャル(仮)』を放送。イチロー氏の独占インタビューが予定され、野球ファン必見の番組となっている。

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そして年明けの元日には、『バナナサンド』のスペシャル番組、元日深夜には伝説のバラエティー番組『リンカーン』の後続番組として生まれた『ジョンソン』が放送されることも明かされた。

「散々こすられてきたWBCを、あえて年末特番にする意味が分からない。日本が優勝した大会ですが、流石にいつまでも引っ張りすぎ。現にネット上でも『WBCはもういい』といった声が続出しています。老若男女問わずテレビを見る年末に、この特集で勝負するとは、それだけ他に放送する番組がなかったのかもしれません」(芸能ライター)

大晦日放送で『ジョンソン』の認知度拡大?

日本中を熱狂の渦に巻き込んだWBCは、百歩譲ってマシだろう。問題なのは、評判の悪い「ジョンソン」をわざわざ元旦深夜にもってきたことだ。

「『リンカーン』の後続番組と呼べないくらい『ジョンソン』はヒドい。今年10月から始まった新番組でありながら、11月27日の世帯平均視聴率は、1.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と目も当てられない。

27日の放送は、自身のキス体験を再現する『俺のベストキス発表会』という内容で、《芸人の笑えないラブシーンなど見たくない》《地方の深夜バラエティーならまだ許されるだろうけど、ゴールデンの1時間番組では無理》と酷評されています。他にも下ネタの多さや『リンカーン』をそのままパクっただけのような企画が目立つ。

ちなみに、メインキャストの『かまいたち』は、過去に冠番組『ウラ撮れちゃいました』(テレビ朝日系)が、わずか1年で打ち切りになったことがあります。もしも元日の『ジョンソン』が視聴率を稼げなかった場合、再び打ち切りの悲劇に見舞われてしまうかもしれません」(同・ライター)

TBSとしては、年末年始の力を借りて「ジョンソン」の認知度をあげたいのかもしれない。

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