『いちばんすきな花』ついに主人公サイドの悪行に言及! 視聴者をイライラさせる演出はワザとだった?

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

12月7日に放送されたドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)第9話で、主人公4人の〝繊細アピール〟に呆れてしまうような展開があった。

「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、全く違う人生を送ってきた男女4人が交錯。春木椿(松下洸平)の家を〝部室〟と称して、潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)は、普段からよく集まるようになっていた。

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第9話では、4人の共通の知人である志木美鳥(田中麗奈)が加わり、5人での夜が描かれた。4人にとって時期は違えど大切に思われていた美鳥だが、4人に混じると、美鳥は美鳥らしくいられなかったようだ。

4人は美鳥が知らない話題で盛り上がり、色違いのマグカップを使って仲良しアピール全開で、美鳥は明らかに浮いている。しかも、椿の家なのに、ゴミ袋の保管場所や、牛乳の残りまでみんなが把握している。

どれもゆくえたちにとっては当たり前だったが、あとから入ってきた美鳥は圧を感じてしまった。

主人公4人の被害者アピールにウンザリ

「そんな美鳥の様子に気が付いた椿は、5人目として受け入れようと善処しますが、美鳥の気持ちは決まったよう。ゆくえと2人きりになったとき、『2人組が好き』『5人は違うのかも』と疎外感を抱いたことを素直に明かします。

これまで周囲からの好意を悪意に捉え、疎外感を〝与えられている側〟だった主人公4人が、美鳥に〝与える側〟になったことで、4人の浅はかさが浮き彫りに。

『人はいつも傷つけられる側にもなるし、傷つける側にもなる』と言いたいのでしょうが、これまで〝繊細アピール〟合戦を繰り返してきた4人が加害者になる様子は、見ていてフラストレーションが溜まるものです」(芸能ライター)

これまでも作中では、繊細アピールをする4人が、無意識に人を傷つけるような描写が何度かあり、そのたびに視聴者から批判を受けていた。

「これまでの4人の〝悪行〟は、あくまで視聴者からメタ的に指摘されていただけで、作中内で言及されることはなかった。それが今回、ついに作中で言及された。

つまり、視聴者がイラっとする4人のウザさは、演出や脚本の不手際ではなく、あえての狙っていたことだったのかもしれません」(同・ライター)

とはいえ、主人公サイドの好感度を落として、一体なにがしたいのだろうか。

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