ロッテ・佐々木朗希の“メジャー挑戦”希望に野球ファンから批判殺到「プロ野球舐めすぎ」「社会人としてあかん」

Robert Way

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大谷翔平のメジャー史上最高額契約が話題になる中、〝令和の完全試合男〟こと千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希が、メジャー挑戦の意向を示した。

「佐々木は12月9日、ポスティングシステムを利用し、今オフのメジャー移籍を球団に要望していると一部報道で判明。アメリカメディアのなかには、佐々木側がメジャー球団と接触し、水面下で交渉を重ねていると報じているところもあります。

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申請締め切りは15日と近々ですが、若手の主戦力とあり、まだ手放したくないロッテ側はポスティングを容認しないことが濃厚です」(スポーツ紙記者)

現在の移籍ルールでは、25歳以下の選手はマイナー契約しか結べず、年俸も500万ドル程度に制限される。巨額契約には程遠い扱いとなるが、かねてからメジャー志向を公言し、昨年に完全試合を達成、今年春にWBCで世界の舞台も踏んだ佐々木は、いち早く渡米したいのだろう。

しかし、先を急ぐような佐々木の動きに、野球ファンの評価はイマイチだ。

完全試合、侍ジャパン選出、日本最速タイの速球を誇る佐々木だが、今季の成績は15試合登板でわずか7勝。キャリアハイは昨年の20試合・9勝で、二桁勝利どころか年間通じてローテーションを守った実績もない。

プロ監督経験者も「まだ早い」と苦言

いわば日本での実績が足りない佐々木だが、メジャー挑戦の願望を強行していると思われたのだろう。

国内の野球ファンからは《プロ野球ファンからの印象は最悪 マジでプロ野球舐めすぎ》《シーズン通して先発ローテーション守れんだろ》《来年成績残したらポスティング認めろならわかるけど、このタイミングで即ポスティング認めろって社会人としてあかん》《中6日でも無理なのに中4日いけると思うのか?》といった批判が相次いでいる。

「佐々木はプロ4年目で未だ基礎体力ができておらず、細かな怪我や登板回避を繰り返している。今季も怪我で早々にシーズンを終えていますし、こんな不完全な状態でメジャーの舞台へ行くのは無謀とも言えるでしょう。完全試合で祭り上げられた結果なのかもしれません」(野球ライター)

監督の経験ある解説者からも、「時期尚早」と評されている。

元楽天監督のデーブ大久保氏は、10日のYouTube動画で、佐々木のメジャー移籍を『まだ早い』と断言。理由として、メジャーの「先発がいかに長いイニングを投げてくれるということが評価になる」というポイントを挙げていた。

また「今年は91イニングですか。途中で左脇腹を痛めて48日にぶりに1軍で投げるという。まだまだ怪我もしますし」「まだ入った頃とほとんど変わらない体型」「もう少し筋肉がついて肩の関節を助けるということができていった場合は、アメリカで150イニング投げることができるようになる」と指摘。「あと2年間で体力をつけてもらって」などと、やはり佐々木の体力不足を不安材料として挙げた。

一応、その後は「来年5年目ですかね、あと2年やって150イニング来年から投げますよとなったときには、大谷翔平や山本由伸並の評価を必ずされる」と評価しているが、いずれにせよ今のままでは貧弱すぎるということだろう。

この批判を糧に、来年は成長した姿を見せてほしい。

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