電通と博報堂の違いとは?田端信太郎が解説「単なる広告代理店を超えている」「そこに一人一人の生活者がいる」

LINE執行役員などを務めた田端信太郎氏が2月18日にYouTubeを更新し、広告代理店業界の2強とも言われる電通と博報堂の違いについて語った。

電通、博報堂とは付き合いが深いという田端氏。今までに名刺交換した数は電通が500人超、博報堂も200〜300人に達しているという。両方の会社に優秀、頭脳明晰、誠実で仕事ができる人物が個別に存在することから「そこにいる人を全否定することは絶対にないことは分かっておいてほしい」と念押しした上で、「電通は単なる広告代理店(の枠組み)を超えているんです」と田端氏は語る。

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「僕の顧問に広告主がいたとして、広告主の立場から電通と博報堂を使うとしたら正直、提案次第、担当してくれるチーム次第」としながらも、万博、五輪、ワールドカップ(W杯)のようなビッグイベントを総合的にコーディネートする会社としては「電通しか選択肢がない」という。「(大規模イベントを手掛ける会社に入りたいなら)電通に行くしかない仕事も一部あります」と評価した。

「博報堂のことを悪く言うわけではない」としながら、さらに電通の強さを力説した田端氏は、博報堂の特徴も説明した。田端氏いわく、「博報堂の言葉で言うと『生活者起点』」が特筆すべき点だそう。「オリンピック、ワールドカップ、そういうこと(だけ)じゃなくて、そこに一人一人の生活者がいる」とし、五輪、W杯に広告を出したいというサッカーボールのメーカーを例に挙げた田端氏。「地道な活動から徐々に徐々にやっていきましょう(と働き掛けてくる)。こういう発想をするのは、俺の目から見たら博報堂だね」と形容している。

参考:YouTubeチャンネル「田端大学 YouTube支店」

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