堀江貴文氏、楽天の将来を後藤達也氏らと語り合う「楽天球団が売りに出ていると複数の経営者から…」

実業家の堀江貴文氏が2月26日にYouTubeを更新。経済ジャーナリスト・後藤達也氏らと、5年連続で赤字決算となった楽天の将来について語り合った。

堀江氏は自身のYouTubeチャンネルで、音声配信アプリ『ZATSUDAN』で配信された堀江氏、経済ジャーナリストの後藤達也氏、事業投資家の三戸政和氏との鼎談の模様を公開した。後藤氏は楽天モバイルを2025年度に営業黒字化させるという、楽天グループのもくろみが達成されれば“出血”は止まると指摘。「本当の瀬戸際はちょっと脱せるのかもしれないなという印象」と述べた。

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一方で、楽天は今年1月、ドル建て社債の借り換えを実施することを発表している。新たに発行するドル建て社債などを原資に、約1500億円を上限に過去に発行した社債を買い付ける。後藤氏は、仮に円安が進むと「楽天は日本で稼いでる会社。円安になっちゃうと(社債の)返済が大変になっちゃいますよね」と憂慮した。また、後藤氏は「あんまり悪く言うつもりもない」としながらも、楽天が発行しているリテール債(個人向け社債)についても心配する。

楽天は日本国内で信用があったが、ここにきて楽天の経営が良くないという噂が浸透してきたと後藤氏。「“楽天って5年後も絶対つぶれていそうにないですよね?”っていう売り文句が通りづらくなってくる可能性もある。リテール債の金の集め方も従来通りいかなくなくなる可能性も(ある)」と、財務情報はやや改善しているものの危険もはらんでいると分析している。

また、堀江氏は東北楽天ゴールデンイーグルスが売りに出されていると複数の経営者から聞いているという話に。後藤氏は堀江氏に買収する気はないのか聞いたが「300億〜400億円って言われてるんでさすがに無理」と述べた。

視聴者は「幅広い分野に手を広げ過ぎた感がある楽天ですね」と分析。また「堀江さん楽天専門家じゃん 詳しすぎる」と驚く視聴者もいた。

参考:YouTubeチャンネル「堀江貴文 ホリエモン」

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