
人気声優・内田真礼はオワコン!? 31歳での“仕事激減”説の真相に迫る… (C)PIXTA
これまで数多くの人気アニメで活躍してきた声優・内田真礼が、2021年に入って「めっきり仕事が減ってしまった」と話題に。実際のところはそこまで激減しているようには思えないのだが、なぜ彼女の活躍を杞憂する声があがってしまったのだろうか。
恐らく内田の仕事が「激減した」と言われている理由は、新作アニメへの出演数の少なさ。2021年に始まった新作タイトルだけで見れば、『古見さんは、コミュ症です。』『WIXOSS DIVA(A)LIVE』『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』の3本に出演しただけだ。
ただ、セカンドシーズンとして今年放映されたアニメも含めれば、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の天音月夜や、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』の主人公であるカタリナ・クラエスなどを演じている。またゲーム作品にまで目を向けてみると、『アイドルマスター スターリットシーズン』にも以前から演じてきた神崎蘭子役で出演。こうして見ると、決して存在感の薄い声優ではないように思える。
しかしネット上では、《女性声優は本当30代が転機だな》《声優業に飽きてきたんじゃない?》《最近はかわいい子たくさんいるからね》といった声が。一部のネット民からは、すっかり終わった声優として扱われているようだ。
他の『アイム』30代声優と比べられがち?
ここまで言われてしまった背景には、内田と同じ『アイムエンタープライズ』に所属している30代の声優が、ほぼ軒並み多くの仕事を抱えていることも影響しているのだろう。たとえば今年で36歳になった日笠陽子は、『SHAMAN KING』の主人公・麻倉葉役を始め、2021年だけで10本以上のアニメ作品に出演。内田より1歳年下となる30歳の早見沙織も、相変わらず多くの作品でメイン級の役を演じている。旺盛な活躍を続ける彼女たちに比べると、たしかに仕事が減ったという印象もウソではない。
ただ、内田の仕事量に関しては、今年放送予定だった『デート・ア・ライブIV』や『盾の勇者の成り上がり』Season2が延期されたことも考慮する必要がある。また『教えてもらう前と後』といったテレビ番組のナレーションや、『声優と夜あそび』のようなインターネット番組への顔出し出演などの仕事も多いため、アニメで見なくなっただけで「仕事がなくなった」と言ってしまうのは少し乱暴だ。
むしろ、バスローブ姿の写真流出といったスキャンダルがあったにもかかわらず、ここまで人気を維持できているのは驚異的。今後も今までのように、若干クセの強いヒロインたちを演じ続けてもらいたい。
文=大上賢一
【画像】
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