『ドラゴンボール改』40話フリーザ戦の“BGM”に違和感?「小さい頃は気付かんかった」

『ドラゴンボール改』40話フリーザ戦の“BGM”に違和感?「小さい頃は気付かんかった」

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

大人気アニメ『ドラゴンボール改』(フジテレビ系)の第40話『フリーザ最後の超変身! 地獄以上の恐怖がはじまる』が、1月25日深夜に再放送された。作中では宇宙最強の地上げ屋・フリーザとの壮絶な戦いが繰り広げられたが、その戦闘中に流れたBGMが注目を集めている。

※アニメ『ドラゴンボール改』最新話の内容に触れています

パワーアップしたばかりのピッコロだが、第三形態となったフリーザには手も足も出なかった。すると怒った悟飯が助太刀に入り、フリーザにフルパワーの攻撃を浴びせる。

しかし悟飯の攻撃は、強靭な肉体のフリーザに傷を付けることすらできない。そしてフリーザは悟飯たちを倒す前の冥途の土産として、ついに“最終形態”へ。手始めにナメック星の少年・デンデに致命的な一撃を食らわせ、立ち向かってくる悟飯やピッコロたちを軽くあしらうのだった…。

最終形態へと変貌を遂げたフリーザを前に、成す術なしの悟飯たち。そんな手に汗握る展開を盛り上げるために流れたのが、『ただ凍える挽歌(elegy)』という挿入歌だ。

荘厳なメロディーで、フリーザとの戦闘をさらに緊迫した空気へと演出しているこの楽曲。迫力のある歌声が耳に残るが、それもそのはず、歌っているのは“白塗りメイク”でお馴染みのアーティスト・デーモン閣下だった。

『ドラゴンボール改』名物の“オリジナルBGM”

フリーザ戦のBGMに聞き覚えのない視聴者は、突然の挿入歌に仰天した模様。ネット上では、《すごい BGM が流れたんだが!?》《こんなBGMあったのか…》《挿入歌がメタルみたいなやつでワロタw 小さい頃はそんなん気付かんかったわw》《フリーザの戦闘BGMが何故かずっと頭の中でループしてる…》といった反響で溢れかえっている。

唐突に流れ始めたBGMだが、実は原作の『ドラゴンボールZ』では使われておらず、「ドラゴンボール改」で追加されたオリジナル要素。ちなみに「ギニュー特戦隊」のテーマソングとして流され、ネット上で《ダサい》などと評判を呼んだ『参上!! ギニュー特戦隊!!』も今作ならではのオリジナル楽曲だ。

また気が付いていない人も多いが、「ただ凍える挽歌(elegy)」や「参上!! ギニュー特戦隊!!」以外にも、さまざまなシーンで別の挿入歌が流れている。「ドラゴンボール改」はただのデジタルリマスター再編集版ではなく、BGMにも趣向が凝らされているので、聞き漏らしのないよう楽しんでほしい。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ