『Apex』公式大会で最悪マナーのプロ敗北! 痛快ドラマに「めっちゃスッキリ」

『Apex』公式大会で最悪マナーのプロ敗北! 痛快ドラマに「めっちゃスッキリ」

『Apex』公式大会で最悪マナーのプロ敗北! 痛快ドラマに「めっちゃスッキリ」 (C)PIXTA

日本時間1月24日、NA(北米)地域でバトルロイヤルゲーム『Apex Legends』の公式大会「Apex Legends Global Series Pro League Split 1 Playoffs」(ALGS)が行われた。チャンピオンには「TSM FTX」というチームが輝いたのだが、その背景にあった“痛快ドラマ”にスカッとする人が続出しているようだ。

今回行われた「ALGS」とは、簡潔にいうと地域ごとのナンバーワンチームを決める大会。各地域の上位40チームがプロリーグで戦い、勝ち上がった上位20チームがプレイオフで激戦を繰り広げていた。

そんな同大会のNA地域を制した「TSM FTX」は、世界最高のレイス使いと名高いImperialHal(インペリアルハル)が率いる強豪チーム。2019年に行われた世界大会「Apex Legends Preseason Invitational」で王者に輝いた経験を持ち、現在も第一線で活躍している。

昨年は思うような成績を残せなかった印象だが、今回は見事頂点に返り咲くことに成功。ファンたちは《王者が帰ってきた!》《TSM応援してたから嬉しい》《TSM完全復活やん、優勝嬉し》と歓喜に沸いている。

公式大会でスカッとジャパン!?

またファンが優勝を喜んだのは、とあるチームとの確執も影響している。発端となったのは、「Sentinels」というチームが大会の練習カスタム(スクリム)で働いたトロール(迷惑)行為だ。

「Sentinels」はNAの強豪チームで、大会前には優勝候補と目されていた。しかしスクリム中、インペリアルハルに対して武器を使わずに戦闘を仕掛ける場面が。この“舐めプ”とも取れる行為にインペリアルハルは憤慨し、スクリムをボイコットするという一幕があった。

それ以外にも、「Sentinels」のメンバーは配信上で「TSM FTX」を煽るような発言を連発。チームの公式ツイッターでも、インペリアルハルをこき下ろすような動画を投稿している。

ファンの間では相当苛立ちが募っていたようだが、大会本番では「TSM FTX」が実力によって「Sentinels」を大敗させることに成功。あまりに痛快な優勝劇に、《sentinelsには鬱憤あったからめっちゃスッキリしてる》《とにかくTSMを煽り散らかしてたSENが勝てなかったのが1番嬉しい》《煽ってて負けるのまじおもろいな》《大会本番で負けるのざまぁねぇな》と盛り上がっていた。

正義は必ず勝つという言葉がある一方で、勝ったほうが正義という言葉も存在する。今回「TSM FTX」は、その両方を体現してくれたのかもしれない。

文=大上賢一

【画像】

Kostiantyn Postumitenko / PIXTA