鬼滅も呪術も敵わない!? 映画『スパイダーマン』新作2000億円の大ヒット

トム・ホランド 

トム・ホランド (C)Tinseltown / Shutterstock 

映画『スパイダーマン』シリーズの最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。アニメ文化が根強い日本では、興行収入や動員で『劇場版 呪術廻戦 0』に押されているものの、世界規模では驚異的な記録を叩き出しているようだ。

『スパイダーマンNWH』は、欧米では昨年12月から上映が始まっていたが、なぜか日本では1月の公開となった。1月28日から30日分の『全米ボックスオフィスランキング』では、興行収入が日本円で約13億円を突破し、公開7週目にもかかわらず、未だに首位を独占していることが明かされた。

また、アメリカだけでなく、世界規模で大ヒットしており、世界興行収入も約2000億円と驚異的な数字を叩き出している。ちなみに同作は、中国では公開されていないのだが、それでもアメリカを除く海外興収も約1100億円。歴代の世界興収ランキングでも6位にランクインし、まさにコロナ禍で1番のヒット作品と言える功績を挙げている。

「驚異的な大ヒットを飛ばしている同作ですが、日本でも〝そこそこ〟の成果を上げています。1月22日から23日の週末までで、観客動員数が累計200万人を突破し、興行収入も30億円と絶好調。しかし『劇場版 呪術廻戦 0』は公開18日目で動員が567万人に達し、興収も77億円突破と差を付けています。どれだけ日本の映画がガラパゴス化しているのか、一目瞭然ですね」(映画ライター)

世界中が『スパイダーマン』一色なのに…

日本での注目度は今一つだが、それでも一部界隈では「スパイダーマン」で大きな盛り上がりを見せている。ネット上には、

《「呪術0」が絶対にかなわない次元》
《まだ1カ月なのにスパイダーマンNWHの興行収入やべぇ!》
《いかにもマンネリ化しそうなコンテンツがここまで行けるって、今作は相当良いんだろうな》
《ノーウェイホームいつのまにか世界興行収入ランキングで6位になってる!》
《さすがは世界を相手にする映画。鬼滅の刃じゃ到底及ばないな…》

など、映画ファンから歓喜の声が上がっていた。

さすがは世界に誇るMCUの「スパイダーマン」シリーズ最新作。劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が叩き出した興行収入の5倍と考えると、世界進出することの大切さがわかる。いずれにせよ、ソニーはウハウハだろう。

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