昨年1月に〝ダンス対決〟企画の採点基準が意味不明だと視聴者の批判を浴び、ネット上で炎上したテレビ番組『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』(フジテレビ系)。あれから1年、寸分の変化もない企画を放送し、再び呆れ声が上がった。
昨年1月30日、『TEPPEN 2021冬』で番組初となるダンス部門が設けられ、男女さまざまなアイドルグループメンバーらが〝芸能界イチのダンスマスター〟を目指してバトルを繰り広げた。対決に用いられたのはダンスゲームで、楽曲に合わせて流れてくるマークをタイミング良く踏み、機械がステップの正確さを100点満点で採点。これに加え、審査員が上半身の振り付けや動きのキレを「表現力」として数値化し、その点差を競うのだった。
しかし、ゲームが100点満点なのに対し、表現力は満点が30点。さらに、審査員はほぼ8点以上をつけるため差が生まれにくく、事実上、ゲームの点数で勝敗が左右されることになってしまった。
当時の放送ではこの比重が物議を醸し、実質〝ダンスゲームの上手さ大会〟だと大炎上。しかし、この批判もどこへやら、2月5日の放送でも同様の悲劇が繰り返されたのだった。
またダンスゲーム対決!
あれだけ物議を醸した採点レギュレーションを今回も採用。当然の如く、視聴者からは
《こんなゲームで点数決めるのやめたら?》
《ダンスゲームの配点がデカすぎて…》
《TEPPENのダンスはただのリズムゲームでつまんない》
《審査員の点数に差がほとんどなく、どちらかというとゲームの対応力が勝敗の要になった》
《審査員さんの得点0.5刻みだし、みんなダンスとしてのレベルは高いからもはやゲームのスコアで勝負決まるもんだね》
《あれは「TEPPEN」というゲームであって、名人を決めたりX-GAMESみたいでもない。『太鼓の達人』の巧い人が太鼓の「名人」とかにならないじゃないですか》
など、不満が相次いでいる。
いっそ、ゲーマーを連れてきた方がいいのかもしれない。