ゲーム実況の王“もこう”伝説! 黒い砂漠事件&帰れない企画ぶち壊しの過去…

ゲーム実況の王“もこう”伝説! 黒い砂漠事件&帰れない企画ぶち壊しの過去…

ゲーム実況の王“もこう”伝説! 黒い砂漠事件&帰れない企画ぶち壊しの過去…(C)PIXTA

ゲーム実況界隈の“王”として君臨する、人気YouTuberのもこう氏。彼は破天荒で自由気ままな活動スタンスで知られており、周囲を困惑させてしまうこともしばしば。その足跡には、ファンの間で伝説として語り継がれるほどの事件も含まれている。

日本イチ自由(?)な実況者

もこう氏といえば、激しい感情表現や歯に衣着せぬ物言いが持ち味。しかし、感情任せになってしまい、誰にも想像できない出来事を引き起こすことも…。有名なのが、通称「黒い砂漠事件」だ。

ことの発端となったのは、2019年1月にもこう氏が行った生配信。いわゆる“企業案件”だったらしく、オープンワールドRPG『黒い砂漠』の実況プレイを行った。

「黒い砂漠」の魅力を紹介しつつ、キャラメイクやゲーム内容を実況するもこう氏。序盤は軽快なトークと共に同作を楽しんでいるように見えたのだが、徐々に不穏な空気が漂い始める。

そして、約30分を過ぎようとしたところで、突如「いや、これね、俺もう金貰うのやめる」と発言。どうやらゲームの内容に耐えかねたようで、「やってて思った、この30分間、ツラいからもう終わるわ。金貰うのもやめるわ…」と言い、そのまま放送を終了してしまった。

ちなみに当時、もこう氏の自宅には、企業案件について悩みを抱えていた実況者のおにや氏が訪れていたそう。想定外の事故を目の当たりにした結果、「逆にひどく感銘を受けた」と後に語っている。

「帰らない放送」で帰宅してしまう

「黒い砂漠事件」以外にも、ファンの度肝を抜く伝説は少なくない。2020年3月に出演した「ニコニコ生放送」の番組では、企画そのものを揺るがすような暴挙に出ている。

その企画は「クリアするまで帰らない『人生プレイ』」として、『ドラゴンクエストIII』をプレイしていくもの。長時間帰宅できない上に、「勇者が死んだらセーブデータを消して最初からやり直し」という過酷な縛りが設けられていた。

番組ではもこう氏がMCを務めたほか、出演者として有名ストリーマーの加藤純一氏、はんじょう氏、おにや氏、つるおか(かものはし)氏たちが集結。5人で協力しながらゲームを進めていった。

ところが24時間が経過した頃、もこう氏の手番で全滅にいたり、リセットするハメに。出演者たちはルール通り、最初からやり直そうとしていたが、当のもこう氏はショックのあまり「コントローラー触りたくない」「帰る」などと駄々をこね始めてしまう。

その挙げ句、もこう氏は「クリアするまで帰らない」放送であるにもかかわらず途中で帰宅。一応、数時間後に戻ってきたのだが、視聴者からは非難が殺到してしまった。しかし、ほとぼりが冷めた現在では、《やっぱもこうは天才だよ》《正直もこうみたいなのに憧れるわ》と、伝説の1つとして語り継がれている。

誰よりも自由で、誰よりも自分に正直なもこう氏。ルールでがんじがらめの現代には珍しい勇姿に、人は憧れるのかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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FurryFritz / PIXTA