ウクライナに“日本人”が手のひら返し! 昭和天皇の動画で大炎上

ウォロディミル・ゼレンスキー 

ウォロディミル・ゼレンスキー (C)Alexandros Michailidis / Shutterstock

ロシアからの軍事侵攻を受け、多くの国・人・企業から援護を受けているウクライナ。しかし政府の公式ツイッターが投稿した動画をきっかけに、今まで味方側だった日本人から批判が殺到しているようだ。

ウクライナ政府は4月1日、ツイッター上にドイツの独裁者として悪名高いアドルフ・ヒトラーやファシズム指導者のベニート・ムッソリーニの写真を使った動画を投稿。

「現代ロシアのイデオロギー」という字幕を載せ、ロシアの差別主義に対して苦言を呈している。なぜ問題になっているかというと、その動画には、ヒトラーやムッソリーニと共に昭和天皇の写真も並べられていたからだ。

この動画はすぐに日本のネットユーザーにも広まり、

《第二次世界大戦の戦勝国から見ると、昭和天皇が戦争犯罪者の筆頭になるのかな?》
《昭和天皇とヒトラーを同列に扱うのは大きな誤り》
《昭和天皇がただの象徴以上の存在だったことを周知・想起させるための「ちらつかせ作戦」の可能性もあったのでは?》
《日本人が、どれほど昭和天皇を敬愛しているか。どれほどウクライナを心配してきたか。その想いを踏みにじるようなツイートだ。悲しみと情けなさで泣けてくる》
《昭和天皇御真影に対しこの仕打ちは、日本人への侮辱。総理、外相は早急にウクライナ政府へ説明を求めるべきです》

などといった批判が殺到する事態に。

謝罪後の対応でまた炎上?

ちなみに動画の炎上が原因となり、該当の投稿は削除された。併せて「在日ウクライナ大使館」のアカウントは25日、《ご指摘の皆様に感謝申し上げますと共にご不快に思われた日本の皆様にまずは深くお詫び申し上げます》と謝罪を述べている。

さらに同アカウントは動画に昭和天皇が使用されたことを平謝りした後に、《畏れ多いことではございますが、昭和天皇がお詠みになられた明治天皇御製の大御歌をここに記させていただく事でお詫びに代えさせていただければ幸いです》ともツイートしていた。

「ウクライナは別の発言でも日本人のヘイトを買ったばかり。3月に行われた米連邦議会でゼレンスキー大統領は、軍事侵略の恐怖心を『パールハーバー』に例えて演説していました。要所要所で日本を敵に回す行動に出るため、少しずつウクライナに対する日本人の印象も変わってきた様子。次に何かあれば、日本のウクライナ批判の流れは止められなくなるかもしれません」(芸能ライター)

発言は慎重に…。これは全世界で共通する概念ということだろう。これ以上、問題発言がないことを祈りたい。

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