映画『トップガン』『シン・ウルトラマン』が特典商法! 映画館にオタクが集結の予感…

映画『トップガン』『シン・ウルトラマン』が特典商法! 映画館にオタクが集結の予感…

映画『トップガン』『シン・ウルトラマン』が特典商法! 映画館にオタクが集結の予感… (C)PIXTA

オタク文化が世の中を席捲したことで、映画業界もアニメや実写化作品によって勢いを増している状況。とくに6月10日以降の週末には、オタク向けの展開が畳みかけるように用意されている。もしかすると、劇場に“猛者たち”が集まるかもしれない。

マニア心をくすぐる実写映画の特典

現在公開中の『トップガン マーヴェリック』は、トム・クルーズ主演のアクション映画。国内興行収入が30億円に到達するほどの勢いだが、6月10日からさらに集客に力を入れるようだ。

その施策とは、大人気スマホゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』とのコラボ特典。同映画はもともと「ウマ娘」のキャラクター・マヤノトップガンとコラボしており、映画のポスタービジュアルを模した描き下ろしイラストが公開されている。コラボ特典では、このイラストが「ミラクルミッションカード」の名で配布されるという。

また、樋口真嗣監督の実写映画『シン・ウルトラマン』もオタク好みの特典を配布する予定。6月10日から、50万人限定で“メフィラス構文ポストカード”がプレゼントされる。これは作中に登場する外星人第0号「メフィラス」の独特な言い回しを記したアイテムだ。

劇場版アニメのラッシュも

そうした実写作品の傾向だけでなく、週末からは話題性の高い劇場版アニメが次々と公開される予定となっている。

6月10日には、いわゆる“〇〇さん系”漫画の先駆けとして知られる大人気アニメの劇場版『からかい上手の高木さん』が公開スタート。さらに11日には、国民的人気シリーズの最新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が待ち構えている。

映画館の客層が急激に偏りそうな予感に、ネット上では《行きづらくなるわ…》《変に混みそうなのが嫌》《劇場がカードショップみたいな臭いになりそう》といった声も上がっていた。

なお、現在劇場では『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』、『五等分の花嫁』、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』など、アニメ作品が数多くヒットに恵まれている。これらにも入場者特典が用意されているので、まだまだ集客が見込めそうだ。

すでに映画館は映画好きの通う場所ではなくなっているのかもしれない…。

文=大獄貴司

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