夏アニメが作画崩壊ラッシュ!『よう実』『はたらく魔王さま』『惑星のさみだれ』も…

夏アニメが作画崩壊ラッシュ!『よう実』『はたらく魔王さま』『惑星のさみだれ』も…

夏アニメが作画崩壊ラッシュ!『よう実』『はたらく魔王さま』『惑星のさみだれ』も… (C)PIXTA

2022年の夏アニメも、7月の放送開始からそろそろ折り返し地点に入ろうとしている。数々の注目作が放送されている一方で、マイナスな話題もあるようだ。もはやアニメには付き物と言っても過言ではない“作画崩壊”が、今期も多発しているという。

あのヒット作の続編で作画崩壊が発生

まず犠牲になった作品が、人気ライトノベルを原作とした『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』(よう実)。同作は2017年に放送された第1期から5年ぶりの続編ということで、夏アニメにおける注目作の1つとなっていた。

「よう実」では、第2話の時点で早々に作画崩壊が起きてしまうことに。キャラクターの顔が不安定だったり、コーヒーの缶がペラペラになっていたりと、ツッコミどころが数多く生まれてしまった。

さらに、第6話のリレー競争のシーンでも事件が。人物のレイヤー指定を間違えてしまったことで、前を走っているはずのキャラクターが、まるで後ろのキャラクターの背中の上を走っているような状態に。もはや作画のクオリティ以前に作業ミスなのだが、これに気づかないほど現場は追い詰められているのだろうか…。

作画崩壊は制作会社を変えたせい?

2013年の第1期から9年ぶりの新作となる『はたらく魔王さま!!』でも、作画崩壊が指摘されている。そもそも、同作は第1期を担当していた『WHITE FOX』から『Studio 3Hz』に制作会社がチェンジ。ファンからは、制作発表の際に公開されたキャラクターデザインが1期から変わりすぎているとの声があがっていた。

ファンの不安は的中したのか、実際に放送が始まってみると、《はたらく魔王さまの作画が残念なことになってた》《はたらく魔王さまの2期のキャラデザと作画が納得いかなくて、途中で見るのをやめてしまった…》《申し訳無いけど作画の劣化キツすぎるわね》《2期の作画が特徴ない普通の絵過ぎてストーリー面白くてもなんか受け入れ難い》などの不満が殺到している。

そして、今期もっとも作画崩壊が酷いとの評価を受けているのが『惑星のさみだれ』。同作は漫画好きの間ではよく知られていた人気作だったが、2010年に原作が完結。それ以来、長い間アニメ化を待望されていた。

そのため、アニメ化が発表された際はお祭り騒ぎとなっていたのだが、その期待はむなしくも砕け散ったようだ。作画のクオリティに、視聴者からは《これが令和のアニメか…?》《さすがにこのクオリティは作者がかわいそうや》《スタッフや監督が良いものを作ろうとしてないとこうなるという見本》といった批判の声が目立っている。

どの作品も原作ファンから大きな期待を寄せられていただけに、こういったことが起きてしまうのはビジネスとしても痛いはず。どうにか持ち直してくれることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Khosro / PIXTA