アニメ『ONE PIECE』史上初・ベックマンが大活躍!「覇王色」の使い手説も

アニメ『ONE PIECE』史上初・ベックマンが大活躍!「覇王色」の使い手説も

『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

シャンクス率いる『赤髪海賊団』の船員たちは、『ONE PIECE』の初期から登場していながらも、いまだ多くが謎に包まれている。しかし8月21日放送のアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)では、副船長のベン・ベックマンが意外な見せ場を与えられ、大きな反響を巻き起こしているようだ。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

第1030話『新時代の誓い!ルフィとウタ』は、現在公開中の映画『ONE PIECE FILM RED』と連動した物語。本編からおよそ13年前の「フーシャ村」を舞台として、幼少期のルフィが「赤髪海賊団」やウタと交流するオリジナルエピソードだ。

ウタとルフィは幼馴染みのように仲良くなっていき、お互いの夢を語り合うほどの関係に。しかしその後、「赤髪海賊団」が出航して戻ってくると、船からウタの姿が消えていた。シャンクスはなぜかその理由を一切語ろうとせず、ルフィは不信感から「絶交」を突き付ける…。

後半では、絶交したシャンクスの代わりにベックマンがルフィと会話するシーンが次々に登場。ふてくされるルフィに対して、ベックマンは「お頭を許してやってくれねえか」と大人の態度で寄り添うのだった。

さらにルフィが山賊に襲われた際には、さっそうとベックマンが現れ、「その子は返してもらうぞ」と宣言。山賊を追い払った後、ベックマンは傷だらけのルフィを背負い、村へと戻っていく。そこでルフィが「強くなりてぇ」と涙すると、「あぁ」「そうだな」と大人のやさしさで接してみせる。

実は「覇王色の覇気」の使い手?

ベックマンがこれほどに活躍したのは、「ONE PIECE」の長い歴史でも非常に稀なこと。あまりにレアなエピソードに、ネット上は《ベックマンがカッコよすぎて惚れた》《今日のアニワンでベックマンが前より好きになった! ベックマン最高!》《ベックマンの会話量と活躍具合が過去25年分の総量を超えてるアニメ回だった》と湧き立っている。

また、山賊を追い払うシーンで見せた、ベックマンの“眼力”にも注目が。その描写やエフェクトなどから、強者のみが使える「覇王色の覇気」ではないかと推測されているのだ。

さっそく考察好きな読者たちは、《ベックマンやばくないか!? あれって覇王色だよな…》《ベックマンって多分覇王色持ちってことだよな》と盛り上がりを見せていた。ただ、相手が気絶しなかったことから、“ただの気迫”という解釈もあるようだが…。

ベックマンの新たな一面が垣間見えたアニオリエピソード。これもまた今後の活躍へと向けた伏線なのかもしれない。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ