9月9日にニンテンドースイッチで発売された新作ゲーム『スプラトゥーン3』。ゲームファンの間ではこの上なく好評で、大ヒットを記録しているが、なぜかネット通販サイト「Amazon」で悪質な荒らし被害に遭ってしまったようだ。
大ヒットの裏で荒らし出現
「スプラトゥーン3」は任天堂による大人気シリーズの最新作。ジャンルとしては、インクの塗り合いで陣取り合戦を行うアクションシューティングゲームであり、子どもから大人まで楽しめるゲーム性となっている。
売上も絶好調らしく、任天堂は発売からたった3日で国内販売本数345万本を突破したと報告。これはニンテンドースイッチにおける同期間の売れ行きとして、“過去最高”の記録だという。
[任天堂HP]ニュースリリース「Nintendo Switch向けソフト『スプラトゥーン3』の国内販売本数が発売後3日間で345万本を突破」を掲載しました。https://t.co/q1qpaEbF8P
— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) September 12, 2022
なお、初代『スプラトゥーン』は全世界累計495万本、『スプラトゥーン2』は1,330万本の売上を記録している。最新作の販売ペースはそんな過去作を凌駕する勢いなので、記録的な本数を叩き出しそうだ。
しかしそんな華々しい記録の裏で、「Amazon」では予想外の事態が発生。カスタマーレビューが大量の低評価で荒らされてしまったのだ。その後、販売ページでは新規レビューが規制されるようになり、レビューの投稿画面では「通常ではない投稿状況が確認された」という一文が表示されるようになった。
任天堂アンチの仕業?
以前から、任天堂のソフトはこうした不当な低評価のターゲットにされてきた。ニンテンドーDS独占タイトルだった『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』は、発売前から低評価の嵐となり問題に。Amazonはこの頃から、レビュー規制を導入していたようだ。
これ以外にも、ニンテンドースイッチの『ポケットモンスター ソード・シールド』や『ゼノブレイド2』などでも、無関係な低評価が殺到。いつまでも繰り返される悲劇に、《もはやスプラトゥーンは、ネガキャンしても無意味なほどのビッグタイトルだと思うけどな…》《救いようがないな》と呆れ声が上がっている。
一部では、ネガキャンの原因として《任天堂アンチはいいかげん、これが迷惑行為だって気づけよ》《PSが売れないのは任天堂のせいじゃないのになんでこんなに恨んでるのか》と、別ハードの過激な信者の行いと邪推する人も。
ゲーム業界ではニンテンドースイッチが“一強”となって久しいが、この現実を受け入れられない人も多いのかもしれない。
文=野木
【画像】
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