2023年にTVアニメ化されることが発表された人気漫画『アンデッドアンラック』。しかし原作が連載されている『週刊少年ジャンプ』では、アニメ化決定後も思わしくない掲載順が続いており、読者の不安がふくらんでいるようだ。
掲載順がワースト3まで低迷
同作は、特定のルールを否定することで超常的な力を操る「否定者」たちのバトルを描いた漫画。死を否定する「不死」のアンディ、運を否定する「不運」の出雲風子の2人を主軸に、世界の命運をかけた壮大なストーリーが展開される。
現在「ジャンプ」で連載されているのは、作品全体の山場と思われるような重要エピソード。これまでにない盛り上がりを記録しており、ファンたちを熱狂させているところだ。
さらにはその最中、8月29日には待望のTVアニメ化が発表されたばかり。さぞかし読者アンケートも好調かと思いきや、連載の掲載順は伸び悩んでいる。
9月26日発売の「ジャンプ」43号では、まさかのワースト3という位置。先週号も、読み切りを除いてワースト4にまで落ち込んでいた。
低迷が続く掲載順に、読者の間では《アニメ化するのに掲載順がドベ3ってアンデラ大丈夫か》《まじで順位怖すぎる。ちゃんとみんなアンケ出してる? アニメ化で安心してない?》と不安の声が上がっている。
アニメ化は安心材料ではない?
「ジャンプ」では読者アンケートが振るわないと掲載順が低迷し、打ち切りへと追い込まれるという話が定説。しかしアニメ化や実写化など、メディアミックスが展開されている作品は例外というウワサもあった。
そんな中、読者に激震を与えたのが、以前「ジャンプ」で連載されていた矢吹健太朗の『あやかしトライアングル』の処遇だ。同作もアニメ化が内定している段階で、掲載順が低迷。最終的に打ち切りこそ避けられたものの、Web媒体の『ジャンプ+』へと移籍し、一部では“左遷”を疑われてしまった。
そのため「アンデッドアンラック」に関しても、《プラス移籍の可能性がわずかに残ってるので油断できない》《アニメ始まる前にジャンプラ移籍とかあり得そうだ》《キリがいいからジャンプ+移籍わりとありそう》と移籍を予想する声が少なくない。
アニメ化における2作の違いといえば、「アンデッドアンラック」は巻頭カラーで盛大にアニメ化が告知され、「あやトラ」はセンターカラーでひっそりと発表されていた点。できれば変わらずに「ジャンプ」本誌を盛り上げてほしいものだが…。
文=野木
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