『ウマ娘』声優・嶺内ともみの廃業が波紋…3回目の“変声期”を迎える不憫キャラ

『ウマ娘』声優・嶺内ともみの廃業が波紋…3回目の“変声期”を迎える不憫キャラ

『ウマ娘』声優・嶺内ともみの廃業が波紋…3回目の“変声期”を迎える不憫キャラ (C)PIXTA

『ウマ娘 プリティーダービー』のアイネスフウジン役としてもお馴染みの声優・嶺内ともみが、12月31日をもって廃業することを発表。そんな中で一部ファンは、彼女が演じていたとあるキャラクターの今後について心配しているようだ。

数々の人気作品に出演してきたが…

「ウマ娘」がビッグコンテンツであることは言うまでもないが、それ以外にも嶺内は『スロウスタート』の十倉栄依子や『小林さんちのメイドラゴンS』のイルル、『スローループ』の吉永恋など、コンスタントに人気アニメの重要キャラクターを演じてきた。

そんな彼女の“廃業”が発表され、アニメファンも動揺が隠せないようだ。SNSなどでは、《結構推してた声優さんなだけに、残念や…》《嶺内ともみさんの声好きだったけどなぁ》《スロウスタートの栄依子めっちゃ好きだったのに》《厳しい世界なんだろうな》といった声が。

詳しい理由は明らかにされていないが、「引退」ではなく「廃業」と発表されたことから、声優業界の厳しい事情を察する人もいるようだ。

そんな中でとりわけざわついているのが、メディアミックスプロジェクト『Re:ステージ!』を追いかけてきたファンたち。嶺内は同プロジェクトで伊津村陽花というキャラクターを演じていたのだが、やや特別な事情があるのだという…。

伊津村陽花の担当声優が変わりすぎ!?

そもそも伊津村陽花の担当声優については、『ゆるキャン△』の各務原なでしこ役などで有名な花守ゆみりが演じていた。しかし2019年に行われたライブイベント『「Re:ステージ!」PRISM☆LIVE!! 3rd STAGE ~Reflection~』をもって、花守は伊津村陽花役を卒業。その後任を務めたのが嶺内だった。

しかし嶺内は声優業を廃業するとのことで、当然ながら伊津村陽花役からも身を引くことに。「Re:ステージ!」の発表によると、今年12月に開催される『「Re:ステージ!」PRISM☆LIVE!! 4th STAGE~Reboot~』が最後の出演になるのだという。

短期間で二度も声が変わるという、珍しくも不憫すぎるキャラクターに、ファンからは《ゆみりちゃんに次いで嶺内さんまで…》《ゆみりといい伊津村陽花役は呪いがかかってんのか?》《また全体ライブで伊津村陽花役の人が卒業になってしまった》といった声が。早くも“3代目”がどうなるのか、気が気でない人もいるようだ。

しかしその一方で、《伊津村陽花は一つのキャラでいろんな人の演技が聞けるからお得》というポジティブすぎるファンも。たとえ何度声優が変わろうと、愛されるキャラクターになってもらいたい。

文=大上賢一

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