11月3日深夜から放送が始まり、現在第3話まで物語が進んでいるアニメ『「艦これ」いつかあの海で』(TOKYO MXほか)。しかし第4話の放送日当日、突如として“延期”が発表され、ファンたちを失望させてしまったようだ。
制作期間“3年”の醜態
アニメの公式サイトは11月24日、同日深夜に放送を予定していたEpisodeIV「佐世保」の延期を発表。“制作の都合”といった理由で、「放送を楽しみにしていた皆様には、お待たせしてしまうこととなり誠に申し訳ございません」と謝罪している。
また延期に伴い、同日放送のエピソードはEpisodeI「出撃の日」に差し替え。「佐世保」は約3週間先の12月15日に放送を予定していることを明かした。
放送日時変更に伴い、11月24日(木)はEpisodeⅠ「出撃の日」を放送させて頂きます。
また、今後の放送詳細はこちらをご確認ください。
12月15日のEpisodeⅣ「佐世保」の放送をどうぞお待ちいただけますと幸いです。https://t.co/fDOnpj4Yvl pic.twitter.com/g1wYd0sm3J— アニメ『「艦これ」いつかあの海で』公式 (@anime_KanColle) November 24, 2022
わずか4話目にして、延期になってしまったアニメ「艦これ」。そもそも同作は2019年1月に制作が発表されていたため、3年以上の制作期間があったはずだ。
また一般的にアニメは全12話の構成となっているものだが、今作は1クール8話という短めの構成。余裕のありそうな制作条件だったため、なおさらファンたちは不可解だったのだろう。
ライバル「アズレン」と同レベル?
当然、同作に対する酷評は多く、ネット上では《3年間何やってたんだ?》《小学生の夏休みの宿題でももう少し上手くスケジュール組むぞ》《制作発表から3年ほど経ってる全8話のアニメで、放送延期すんのはマジで草。本編より面白い》《あの作画クオリティで遅れるのかよ》といった厳しい指摘が続出している。
ハイクオリティなアニメであれば、どこかでスケジュールが破綻してもある程度納得されるかもしれない。しかし同作はそこまで作画クオリティが高かったわけではなく、ところどころで作画ミスも指摘されていた。
もとより待望の第2期だっただけに、視聴者のハードルがかなり高くなっていたのだろうが、今のところ厳しい戦況だ。
ちなみに「艦これ」のライバルと呼ばれる『アズールレーン』も、かつてアニメ版が放送された際に、放送延期騒動があったことが有名。当時は「艦これ」ファンから散々煽られていた印象だが、こちらは第10話までは無事に放送されていたため、なかなか皮肉な結果と言えるだろう。
放送延期を経て、神がかり的なクオリティを実現してくれることを信じよう。
文=大獄貴司
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