『ワンパンマン』ONEが新連載スタート!『テンカイチ』作者との分業で神クオリティに

『ワンパンマン』ONEが新連載スタート!『テンカイチ』作者との分業で神クオリティに

『ワンパンマン』ONEが新連載スタート!『テンカイチ』作者との分業で神クオリティに (C)PIXTA

『ワンパンマン』や『モブサイコ100』で知られる人気漫画家・ONEの新連載が、11月26日に発売された『月間少年シリウス』1月号でスタート。作画として『テンカイチ 日本最強武芸者決定戦』のあずま京太郎も関わっており、読者たちに大きな衝撃をもたらしている。

ド迫力バトルの異世界転生モノ

『バーサス』と題されたその新連載は、原作をONE、作画をあずま京太郎、構成をboseが担当するバトル漫画。世界に君臨する大魔王とその配下である47人の魔王を倒すため、勇者たちが送り出される…という王道的な設定だ。

ところが魔王との戦力差があまりに激しく、勇者たちは次々惨敗。そこで人類が魔族に勝てないことを見越した魔導士たちは、異世界を丸ごと召喚し、異世界人に魔族を倒してもらう計画を進めていた──。

ONEが携わる作品としては、10年ぶりの新作となる「バーサス」。設定としては流行りの異世界転生モノを髣髴とさせるが、SF要素を含んでおり、1話目からかなりのスケール感を漂わせている。

同作を読んだ人々からは、《先が読めないワクワク展開の連続。これからも楽しみだ》《めちゃ引き込まれる。世界観作りこむのほんとにうまいONE先生》《面白すぎてびっくりする。頭の中どうなってるの…》と絶賛の嵐が巻き起こっているようだ。

クオリティの高さは分業制ならでは?

さらに「バーサス」の魅力として注目を集めているのが、バトルシーンの迫力。制作の工程としては、ONEが原作となる脚本を執筆し、boseがネームを作成、そしてあずま京太郎が作画を手掛ける流れとなっているのだが、その結果としてレベルの高いコマ割りと絵が実現されている。

そもそもONEといえば、現在村田雄介とコンビを組み、『となりのヤングジャンプ』で『ワンパンマン』をリメイク連載している最中。また、あずま京太郎も「テンカイチ」を『月刊ヤングマガジン』で絶賛連載中だ。多忙極まるであろう漫画家たちが、並行してハイレベルな作品を生み出せるのは、間違いなく“分業”の成果と言えるだろう。

日本の漫画界では少数派だが、アメコミでは分業制が基本。とくに連載の場合は長期にわたって仕事が続くため、負担軽減という面でも分業制が効果的なのは間違いない。

「ワンパンマン」に続き「リバース」もヒットすれば、ONEのように分業制を採用する漫画家が増えることもありえるかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Benzoix / PIXTA