『ジャンプ』新人賞が12歳の天才小学生を発掘!? 父親は『帝一の國』の有名漫画家

『ジャンプ』新人賞が12歳の天才小学生を発掘!? 父親は『帝一の國』の有名漫画家

『ジャンプ』新人賞が12歳の天才小学生を発掘!? 父親は『帝一の國』の有名漫画家 (C)PIXTA

これまでさまざまな才能を発掘してきた、『週刊少年ジャンプ』による新人賞『JUMP新世界漫画賞』。11月期には、12歳の小学生が同賞の「最終候補まで一歩手前」に選ばれることとなり、世間に大きな衝撃を与えている。

将来が有望すぎる…小学生漫画家に期待

「JUMP新世界漫画」は、2017年から発足された新人賞。佳作以上は「ジャンプ」に掲載される権利が与えられ、過去には『PPPPPP』のマポロ3号や『レッドフード』の川口勇貴といった漫画家を輩出してきた。

そんなプロの漫画家としての登竜門で、脚光を浴びたのが『怪獄の刑』という作品。惜しくも最終候補には入らなかったものの、賞金1万円を与えられている。

同作の作者は亞界月都、2010年生まれの小学6年生とのこと。この年にしてすでにプロ並の画力に達しており、編集部の選評コメントでは「この若さで驚異の描き込み」という賛辞を浴びていた。

あまりに早熟な才能に、ネット上では《天才小学生!夢あるなぁ》《12歳でこの画力…もはや嫉妬すら起きない》《ここから更に成長していくと思うと恐ろしい》《小6でこの画力は天才だろ》と興奮の声が上がっている。

ちなみにペンネームの亜界月都については、文豪・夏目漱石による『坑夫』の赤毛布(赤ゲット)が元ネタとも推測されている。この年にして純文学への素養を覗かせているのも、恐ろしいばかりだ。

実はあの有名漫画家が父親!?

また亞界月都が注目を浴びているのは、画力や年齢だけではない。実は彼の父親は、古屋兎丸だとされているのだ。

古屋といえば、『ライチ☆光クラブ』や『帝一の國』といった代表作をもつガロ系の有名漫画家。耽美な画風で知られているが、たしかに「怪獄の刑」にも共通するイマジネーションを感じ取れる。

古屋はSNS上で、度々子どもが漫画を描いていることを報告しており、「怪獄の刑」についてもインスタグラムのストーリー機能で反応していた。

大物作家の血を継いだ才能の出現に、ファンたちは《あのお子さんがついに漫画賞に投稿したのか!》《あの人の息子とかマジもんの怪物漫画家になるぞ…》《バクマンの世界みたいな激アツ展開》と二重に驚いているようだ。

ただ、その道で有名な親がいると、子どもが同じ道を辿る際に比較されてしまうのはよくあること。大きなプレッシャーになることも想像に難くない。

他方で、漫画業界では『刃牙』の板垣恵介と『BEASTARS』の板垣巴留という“鬼才親子”も存在する。亞界月都がどんな成長を遂げるのか、未来が楽しみだ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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MillaF / PIXTA