『ヒロアカ』“ホークス”と“常闇くん”トレンド入り! ざわつくコミックス派「イヤな予感」

『ヒロアカ』“ホークス”と“常闇くん”トレンド入り! ざわつくコミックス派「イヤな予感」

『僕のヒーローアカデミア』36巻(堀越耕平/集英社)

2月20日発売の『週刊少年ジャンプ』12号に掲載された『僕のヒーローアカデミア』が、SNS上で大きな波紋を呼んでいた。「ホークス」や「常闇くん」といったワードがトレンド入りしたのだが、コミックス派に不幸な勘違いを生んでしまったようだ。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

総力を結集したヴィラン勢力を相手に、劣勢となりつつあったヒーローたち。第380話『カンイチ』では、そんな戦場にわずかだが希望の光が灯り始めた。

空中から墜落しかかっていた「雄英高校」は、ラブラバとジェントルの奮闘により再浮上。上空に投げ出された相澤消太たちも、どういうわけか黒霧のワープゲートによって救出され、窮地を脱した。

そして群訝では、オール・フォー・ワン(AFO)による強烈な一撃が、満身創痍のホークスを襲う。常闇踏陰の目の前で、ホークスの身体は無惨に引き裂かれることに…。

しかし実際に引き裂かれたのは、現見ケミィの個性『幻惑』で作られたダミー。少女漫画チックなホークスと常闇踏陰の顔芸などが描かれ、シリアスな空気が突如としてギャグに染まるのだった。

死亡したかと思いきや、ギャグ時空に突入するという展開は、読者たちの度肝を抜いたようだ。ツイッター上では、「ホークス」や「常闇くん」といったワードがトレンド入りしていた。

温度差が激しすぎる本誌派とコミックス派

ところが、このトレンド入りによって、「ジャンプ」本誌を読んでいない“コミックス派”の読者たちに珍騒動が巻き起こった。

「ヒロアカ」ではただでさえ悲劇的な展開が多く、そのたびに関連ワードがツイッタートレンドに入っている。しかも現在はストーリーが最終章に差し掛かっており、誰がいつ物語から退場してもおかしくはない状況だ。

少し前には、第362話で爆豪勝己が心肺停止に陥った際も、「かっちゃん」というワードがトレンド入りしていた。

そんな中、ホークスや常闇の名前が挙がったことで、コミックス派は《ホークスってあってヒロアカなのか!? なんかあったのか!? 怖くて本誌見れない…》《ヒロアカのキャラがトレンド入りしてたらイヤな予感しかしない》と激しく動揺している。

実際には生命の危機があったわけではなく、むしろギャグ展開で本誌派の読者たちをほっこりさせていたのだが…。

ただでさえ波乱が続いている「僕のヒーローアカデミア」。コミックス派のファンはしばらく落ち着かない日々が続きそうだ。

文=野木
写真=まいじつエンタ