ドラマ『リバーサルオーケストラ』が大失敗に終わった理由! 刺激ゼロの凡作

門脇麦  田中圭 

門脇麦  田中圭 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

日本テレビが必死に流行らそうとしていた、ドラマ『リバーサルオーケストラ』が、波風立てずに静かに最終回を迎えた。

悪い意味で無味無臭、面白みのないドラマだったのだが、一体何が原因でそのような評価になってしまったのだろうか。

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主人公の市役所職員・谷岡初音(門脇麦)は超地味だが、実は元天才ヴァイオリニスト。過去のトラウマで表舞台から去ったが、あるときドイツから帰国したばかりのマエストロ・常葉朝陽(田中圭)に強引に誘われ、ポンコツオーケストラ「児玉交響楽団(玉響)」を一流オケへ大改造する計画に巻き込まれていく…というストーリーだ。

「主人公と副主人公の設定はありがちだけど、ここは別に問題ではないし、大まかなストーリーもわかりやすくて、目標がハッキリしていて見やすい。しかし、制作陣のアイデアの無さが原因なのか、全10話テンプレートな物語でした」(芸能記者)

焼き直しだけで終わった10話

『リバーサルオーケストラ』は、各話ごとに団員それぞれの問題を解決していき、絆を深めていくようなストーリー展開。しかし、これが総じてつまらなかったという。

「お金に困っている若者、天才と比較して落ち込む女性、介護とオケの両立が難しいおじいさん、家庭とオケの両立が難しいママさん、一度オケを離れたおじさん…などが登場しましたが、この各話が全部つまらなかった。どこかで見たような悩みばかりで、その解決方法もありきたり」(同・記者)

ここまで平凡なストーリーになってしまったのは、主人公に原因があるようだ。

「主人公がとにかくつまらない地味なキャラの女性だったので、主人公をメインに展開するストーリーが全部退屈なのです。地味でつまらないキャラが、既視感たっぷりの問題を、模範解答に沿って解決する話…と聞けば、面白くないことがわかるでしょう。

終盤になって、急に主人公がキャラ変しましたが、もう遅い。最初からもう少しぶっ飛んだキャラにするべきだった。

世帯平均視聴率は、10話全て6%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という無風ぶりからも、いかに退屈なドラマだったかわかります」(同)

続編を予感させるラストであったが、果たして望んでいる視聴者はどれほどいるだろうか…。

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