『名探偵コナン』最新映画に中国人がブチギレ! 毛利蘭が人気すぎる…

『名探偵コナン』最新映画に中国人がブチギレ! 毛利蘭が人気すぎる…

『名探偵コナン』102巻(青山剛昌/小学館)

いよいよ4月14日に公開日が迫ってきた、劇場アニメ『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』。大ヒット間違いなしと言われている注目作だが、とある理由で海外のファンたちが大荒れしてしまっているという。

メインヒロインとなった灰原哀

同作は、1997年から続く『名探偵コナン』映画シリーズの第26作目。主人公・江戸川コナンと敵対する黒の組織と、灰原哀に焦点を当てたストーリーとなるようだ。

作品の舞台となるのは東京・八丈島と、その近海に建設された海洋施設「パシフィック・ブイ」。コナンは「少年探偵団」の面々と八丈島にやってきていたが、そこで黒の組織が怪しい動きを見せていることを知る。そして、かつて黒の組織を裏切った灰原の身にも、危険が差し迫る──。

これまでの灰原は、コナンの相棒的なポジションで描かれることが多かった。だが、同作では灰原がコナンに助けられる展開になるようで、予告映像ではまるでヒロインのような扱いを受けている。

作中屈指の人気キャラクターがヒロインとなることで、ファンたちも《コナンくん哀ちゃんのことしっかり守ってね》《コナンくんと哀ちゃん大好き!! 絶対見に行く》と盛り上がっているようだ。

カップリングをめぐってファンが対立

ところが灰原のヒロイン扱いに、中国を中心とした海外のファンたちが大激怒。「名探偵コナン」の公式ツイッターアカウントに、大量の抗議リプライを送っている。

その内容としては、《がっかりした。観に行きません》《毛利蘭に謝れ》《公式カップリング推しの方を尊重してください》《新一と蘭の愛が純潔だと思えなくなりました。本当に悲しいです》《工藤新一は浮気者ではない》《中国市場を失うだろうな》といったもの。中には、原作者・青山剛昌を名指しで批判する文章も含まれていた。

また、日本語で記された抗議用の画像も広く出回っており、《青山剛昌、コナン公式 公式カップル尊重しなさい 新蘭のキャラ設定を尊重しなさい 毛利蘭と工藤新一の人格を尊重しなさい!》というメッセージが展開されている。

どうやら海外ファンの間では、工藤新一と毛利蘭のカップリングが熱烈に推されている様子。原作の初期から恋愛感情を描かれてきた公式のカップリングなので、原作至上主義と捉えてもいいかもしれない。

一方、日本では蘭はそれほど人気があるようには見えず、むしろ灰原のファンたちが目立つ。2022年、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の公開を記念して行われた主要女性キャラクターの人気投票でも、1位が灰原哀、2位が毛利蘭という結果になっていた。

少なくとも国内受けを考えると、灰原をメインヒロインに据えることは賢明な判断だろう。海外ファンたちの猛反発はどのように影響するだろうか…。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ