イチロー、松井秀喜、高橋由伸…“侍ジャパン”次期監督は誰だ!?

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侍ジャパンの監督・栗山英樹氏が5月31日、任期満了にともない退任となった。

今年3月に行われた「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は、栗山監督率いる侍ジャパンが優勝。WBCは4年に一度開催されるが、次回の第6回大会は、コロナ禍の影響で2026年に開催予定。次期監督は、今年の8月内に決まるという。

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「次期監督選びは難航しそうだといわれています。WBC監督と五輪野球監督(パリ五輪では野球は消滅)は、引き受け手がいないようなのです。

東京五輪で優勝した侍ジャパンの稲葉篤紀元監督は優勝した瞬間、大粒の涙を流した。五輪種目で最後の野球、しかも東京五輪、勝たなければならないという重圧で苦しかったそうです。

第5回大会は大歓喜の優勝でしたけれど、第3回大会の山本浩二氏(準決勝敗退)、第4回大会の小久保裕紀氏(準決勝敗退)は、決勝まで進めず袋叩きにあいました」(スポーツ紙記者)

WBCは、視聴率40%台を記録するモンスターイベントに成長。サッカー、ラグビーのW杯も高い視聴率を取れるが、現実には優勝したことがなく、勝利が絶対ではない。しかし、野球は必勝が義務のため、そこが監督にとっては厳しいところなのだという。

イチロー、松井秀喜らが監督候補に?

一部スポーツ紙は、イチロー氏、松井秀喜氏らが監督候補に挙がっていることを伝えている。

「松井氏はないと思いますね。指導者の経験がないし、日本の球界、WBCには前から非協力的。第1回大会、第2回大会に選手での出場を打診されたものの辞退。わずか7年しかいなかったヤンキースに固執し、常に〝ヤンキース愛〟を語る。候補にもならないでしょう。

イチロー氏は、シアトル・マリナーズの監督を狙っています。現在、インストラクターという肩書きで1軍に帯同。降りるはずがありません。それに、彼自身も勝つことが前提のWBC監督は、自身の名誉のために受けないと思います。必勝を課せられては、やはり厳しい」(同・記者)

ほか、前ロッテ監督の井口資仁氏や、ソフトバンクを5度日本一へ導いた工藤公康氏、04年アテネ五輪に出場した前巨人監督の高橋由伸氏の名前も挙がっている。

「高橋氏は監督として勝ち運がない。3年やってリーグ優勝もなく、無理でしょう。井口氏も高橋氏と同じ、優勝経験がない。工藤氏はキャリアからいっても申し分なく、有力です。それと第2回大会の優勝監督であり、現在、巨人監督の原辰徳氏。原氏は天性のスター。

でも、やはり栗山氏の再登板がいいのではないでしょうか」(スポーツライター)

負けることが許されないだけに、大きな功績を残した栗山氏の〝終身監督〟でいいという話もあるが…。どうする、侍ジャパン。

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