なぜ藤浪晋太郎は試合に出場できるのか? “裏オプション”疑惑の信ぴょう性高まる

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今年からメジャーリーグに移籍したオークランド・アスレチックスの藤浪晋太郎が、連日の炎上を繰り返している。

「藤浪は日本時代からノーコンの荒れ球で知られていましたが、メジャーでもその癖は治らず。5月22日の試合では、相手の主砲に死球をお見舞いし、現地ファンから大ブーイングが。あわや国際問題にもなりかけました」(週刊誌記者)

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その成績から、早々に先発をクビとなり、開幕1カ月足らずでリリーフに転向。しかし、その後も炎上を重ね、6月6日現在で防御率11.57と惨憺たる有様だ。

あまりの酷さに、現在、野球ファンの間では〝ある疑問〟が浮上している。それは、これだけ炎上しながら、未だに藤浪がメジャーのマウンドに立ち続けているという不可解な事実だ。

これだけの成績であれば、普通ならマイナー降格を命じられるだろう。大谷翔平のように日本の放映権料が見込める選手なら、ジャパンマネー目当てで起用することも考えられるが、藤浪にはそれすらない。

藤浪晋太郎でも“使えなくはない”深刻なチーム事情

にもかかわらず、メジャーで投げ続けている理由は…?

「アスレチックスはア・リーグ西地区で最下位なのですが、6月6日現在の勝率は脅威の0.194。続く4位のシアトル・マリナーズにすら18.5ゲーム差をつけられており、このままだと1899年にクリーブランド・スパイダーズが記録した134敗のシーズン最多敗記録を上回るペースです。特にチーム防御率は6点台と酷く、先発の柱でも8点台、7点台がいるくらい。歴史的な投壊チームですから、藤浪でもまだ〝使えないレベルではない〟のでしょう」(週刊誌記者A)

一方ではこんな勘ぐりも…。

「公表されていないだけで、マイナー降格しないというオプションでも盛り込まれているのでは。藤浪は1年契約で入団しましたが、これも『単年の代わりにメジャー契約を確約』という〝裏オプ〟があったのなら納得できます」(週刊誌記者B)

いずれにせよ、藤浪に契約延長はないだろう。来シーズンは帰国することが予想されるが、日本でも獲得に動く球団などあるのだろうか。

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