『刑事7人』男だらけのキャストに違和感…どう見ても時代錯誤

東山紀之 

東山紀之 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

6月7日に東山紀之主演のドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)Season9がスタートした。だが初回から時代遅れの描写が相次ぐ展開になってしまった。前シリーズで、重要キャストが卒業したことが今も響いているようだ。

毎シーズン、入れ替わりを繰り返しながら続いている同ドラマ。今シリーズは田辺誠一、『ジャニーズWEST』小瀧望、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也のプロフェッショナル7人が事件を解決する。

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「Season8の第1話で、環(倉科カナ)がFBIに研修に向かうとドラマを卒業してしまった。男だらけのシーンが多過ぎると疑問を呈する声は絶えない」(ドラマライター)

倉科カナの「代わり」投入されず…

第1話は30分が経過し、ようやく女性キャストが登場。ただこれも、事件解決へのカギを握る、目が見えない女性・望月和沙(山崎紘菜)に坂下路敏(小瀧)、片桐正敏(吉田)が近づく一瞬のシーンだった。

望月は2013年に起きた東関東連続強殺事件で、火災に巻き込まれたものの唯一生き残っていた人物。第1話では新たに殺人事件が起きており、天樹悠(東山)は10年前の事件と関連があるとみて捜査した。

望月が再登場したシーンはドラマ終盤。片桐は望月を見張ったが、望月が男性と海辺で語り合う様子を眺めながら、その場を立ち去った。

Season9は倉科に代わる女性出演者の登場が期待されていたものの、男だらけのシーンで終わってしまった。それどころか女性出演者の登場シーンもまばらの、むさ苦しいスタートとなった。

「男女共同参画が唱えられ、上場会社が取締役の3割を女性にするよう国が呼びかけている。そんな中、主要キャストが男だらけというのも今どき珍しいのでは。ジャニーズファンにとっては東山さんに小瀧さんとジャニタレが2人起用されているだけうれしいのかもしれませんが、どう見ても時代錯誤」(前出・同)

時代遅れなのは警察内部なのか、それともドラマなのか…。

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