『呪術廻戦』五条悟vs宿儺が早々に決着!? 勝利のカギを握る意外なキャラ

『呪術廻戦』五条悟vs宿儺が早々に決着!? 勝利のカギを握る意外なキャラ

『呪術廻戦』22巻(芥見下々/集英社)

最強の呪術師・五条悟と、“呪いの王”たる両面宿儺…。『呪術廻戦』で、作中最強キャラクター同士の戦いがとうとう幕を開けた。

6月12日発売の『週刊少年ジャンプ』28号に掲載された第225話『人外魔境新宿決戦(3)』では、はやくもその戦況に大きな動きがあり、読者から悲鳴が上がっている。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

五条と宿儺の対決は、第223話から3話続けて描かれている最中。今まではお互いに小手調べに徹していた印象だが、最新話では領域展開の発動へと至った。

特級呪霊すら敵わない五条の「無量空処」と、かつて渋谷を半壊させた宿儺の「伏魔御廚子」。同時に領域展開を発動したことで、それぞれの領域が押し合う力比べになったかに見えたが、次の瞬間には「無量空処」が崩壊してしまう。

「伏魔御廚子」の方が結界の範囲が広かったため、結界外からの攻撃により崩壊させられた形だ。そして、五条の首筋を宿儺の一撃が貫く──。

五条は反転術式の使い手だが、術師は頭部が弱点なので、もし宿儺の一撃で首が落ちていれば敗北は確定となる。さらにここをしのいでも、「伏魔御廚子」の展開は続いているので、必中効果を帯びた宿儺の攻撃に晒されそうだ。

しかも領域展開の直後には術式が焼き切れるため、五条は呪力操作だけで猛攻を凌がなくてはならない。まさしく絶体絶命のピンチと言えるだろう。

ギャグ展開が五条を救う?

そんな展開のなか、読者から注目を浴びているのが芸人術師・髙羽史彦の動向だ。

今回のエピソードでは、五条と宿儺の戦いを映像中継によって観戦する呪術師たちの姿が描かれている。そこには「呪術高専」の面々だけでなく、来栖華や鹿紫雲一、日車寛見といった死滅回游の泳者(プレイヤー)たちも勢ぞろいしていた。

しかしなぜか、観戦の場に髙羽の姿はなし。すでに味方のような立ち位置だったため、かなり違和感のある描写と言えるだろう。

ところで髙羽といえば、“ウケる”と確信したイメージを現実にする術式「超人(コメディアン)」の持ち主。ギャグ補正によって何でもありにする能力で、作中では「五条悟にも対抗できうる術式」とすら評されていた。

死滅回游で宿儺の攻撃を受けた来栖が生き延びたのも、髙羽の能力があってこそ。致命傷すらギャグで済ませることを可能にするのだ。

そう考えると、窮地に陥った五条を助けるのは、ほかでもない髙羽なのかもしれない。観戦の場にいなかったのは、最初からサポート役として五条の近くに控えていたからだと考えられる。

思わぬダークホースの活躍は見られるのだろうか。

文=野木
写真=まいじつエンタ