また“使い回し”!? 今期ドラマに頻繁に登場した小道具&ロケ地は…

天海祐希 

天海祐希 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

4月期スタートのドラマが続々と最終回を迎えているが、改めて振りかえると、今期のドラマは俳優だけではなく同じ小道具やロケ地が使い回されていた印象だ。

その最たる例として挙げられるのが、〝アイスピック〟だろう。

6月13日に最終回を迎えたドラマ『unknown』(テレビ朝日系)は、互いに秘密を抱えた夫婦が凄惨な連続殺人事件に巻き込まれていく〝本格ラブ・サスペンス〟。

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連続殺人事件の犠牲者たちは、決まって首筋から血を抜かれており、放送を重ねるうちに凶器がアイスピックだということが判明した。

木村拓哉主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)では、〝千枚通し〟がフィーチャーされた。

木村演じる風間公親の目を何者かが千枚通しで刺した事件を中心にストーリーが進み、ドラマ全体を通じて千枚通しの謎にも触れられていた。

さらに、6月5日に放送された天海祐希主演のドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)第8話でも、アイスピックを使用した描写が登場。

同話のクライマックスシーンで天海演じる探偵・上水流涼子が、詐欺師に制裁を与えるためにアイスピックを手にして脅したのだ。

『なかめ公園橋』も使われすぎ?

「今期のドラマでは、少なくとも3作品で凶器が被っていました。ただ、『教場』と『合理的にあり得ない』は、どちらもフジテレビの月曜ドラマ。そのため、制作スタッフの遊び心として、あえてアイスピックを使用した可能性もあります」(ドラマライター)

今期のドラマでは、同じ〝ロケ地〟の使い回しも目立った。とくに注目は、話題の不倫ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)に頻繁に登場する〝ユニークな形の橋〟だろう。

吉野みち(奈緒)と新名誠(岩田剛典)がたびたび密会を重ねるスポットは、東京・中目黒の『なかめ公園橋』にある。新名が砂時計をプレゼントしたり、一緒にビールを飲んだりと、何度もドラマの中で使用されていた。

また、橋本環奈と山田涼介が主演を務めるドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)にも、なかめ公園橋が登場する。第6話で竹本光輝(三浦獠太)が羽田綾華(橋本環奈)に差し入れを渡すシーンもなかめ公園橋だった。

なかめ公園橋は〝物語が動く橋〟ともいわれるほど、ドラマで乱用される名物スポット。『最高の離婚』(フジテレビ系)や『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)、『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(日本テレビ系)など、これまで数々のドラマがこぞってロケ地として使用している。

アイスピックになかめ公園橋…。意外な共通点に注目しながらドラマを見ると、これまでとは違った楽しみ方ができるかもしれない。

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