ロッテが“4番打者”を放出!? 滑り込みトレードの最有力候補は…

(C)Alex Kravtsov/ Shutterstock 

首位奪還の逆転優勝を狙う千葉ロッテマリーンズが、7月末の期限を前に〝滑り込みトレード〟での補強を狙っているという。

今季のパ・リーグは大混戦で、開幕からソフトバンク・オリックス・ロッテの3球団が交互に首位を入れ替わる展開だ。しかし、3日現在のロッテは首位と4ゲーム差、2位とも3.5ゲーム差の3位で、徐々に離されつつある。

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「逆転が難しくなってくる目安は5ゲーム差ですが、ロッテはこれにあと1ゲーム差しかない。これ以上は優勝への〝危険信号〟にもなるため、駆け込み覚悟でトレードによる補強が検討されていると聞きます」(週刊誌記者A)

放出が検討されている選手も、関係者の間には漏れ伝わっているらしく…。

「複数聞こえてくる名前の中で、最も信ぴょう性があるのは平沢大河でしょう。平沢は2020~21年に出場がなく、復帰した昨年も打率1割台。今季も1割台と結果を残せていませんが、2軍では3割以上を打っています。

年齢も25歳と若いため、環境さえ変われば伸びるとしてトレード市場の価値は高い。野手を欲しているチームなら、いいトレードとなるでしょう」(同・記者)

100打点近く打った過去の4番も放出候補に?

過去に4番を打った強打者も、放出の候補に挙がっているらしく…。

「ほかに聞くのは、今季27試合、打率.205、1本塁打、8打点と結果を残せていない〝アジャ〟こと井上晴哉。

かつては4番に座り、2018~19年には2年連続24本塁打、18年には99打点と、100打点まであと少しの好成績を残しているため、まだ使えるのではと長打力不足のチームは興味を示しているようです。

貧打な上に代打要員が欲しい中日ドラゴンズなら、利害は一致するのではないでしょうか」(週刊誌記者B)

かつての4番も放出候補とは、ロッテもかなり大胆と言えるだろう。しかし、チームは以前からこうした攻めの姿勢を武器としている。

「ロッテはかつて、3度の三冠王を獲得した球界一の強打者・落合博満を、1対4の大型トレードで放出した過去がある。

これは、江川卓と小林繁、小久保裕紀の無償トレードと並び、球史に残る衝撃トレードと言われていますから、ロッテに関してはどんな大型トレードがあっても不思議ではありません」(週刊誌記者C)

大型トレードでの補強を成功させ、逆転優勝に望みをつなぐことはできるだろうか。

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