“看取り犬”って何? 『ETV特集』老人ホームで暮らす犬の姿が大反響

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7月1日のドキュメンタリー番組『ETV特集』(NHK Eテレ)で、昨年9月放送の「〝看取り犬(みとりいぬ)〟とワンダフルライフ」が再放送された。そこに登場した看取り犬が、ネット上で大反響を呼んでいる。

同ドキュメンタリーは、神奈川県にある特別養護老人ホームで暮らすミックス犬の文福を特集。文福は、高齢者の死期が近づくと、それを察するような行動を取る。顔を舐める動作や、体をこすり付けるといった不思議な動きをする犬なのだ。

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これらの行動から、文福は施設で〝看取り犬(みとりいぬ)〟と呼ばれるように。そんな文福と高齢者たちの生活を、半年間に渡って密着取材したものとなっている。

「文福の暮らす老人ホームは、日本でも珍しい〝犬と一緒に入所〟ができるホームです。文福のほかにも、番組内ではさまざまな高齢者と犬の交流が描かれていました」(芸能ライター)

文福ブーム到来? YouTubeも大人気に

文福と高齢者の心温まるやりとりに、昨年の放送と同様、ネット上では絶賛の声が続出。また今回は〝終活〟に関するコメントも相次ぎ、ツイッターではトレンド入りを果たしていた。

「ちなみにYouTubeチャンネル『ANNnewsCH』でも、昨年1月に『高齢者を看取る〝奇跡の犬〟』という動画で文福を紹介。動画では殺処分寸前だったという文福の過去が明かされ、同じように高齢者と交流する姿を放送していました。動画は44万回再生され、大きな話題となりました。

また、NHKの公式チャンネルでも『ETV特集』と題して、同年9月に文福の動画をアップ。同じく28万回再生という好記録を叩き出していました。それほど文福が人々の心を掴んで離さないのでしょう」(同・ライター)

文福はホームの高齢者だけでなく、画面越しに見ている人々も癒してしまう存在なのだろう。

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