新庄剛志　（C）まいじつ

今季はじめは最下位に低迷していたプロ野球・北海道日本ハムファイターズだが、6月を終えて4位を堅持。上位3チームとの差をなんとか保ちながらシーズン中盤戦に入っている。故障者が次々と復帰して打撃も上向きのようだが、とある選手の一軍昇格を巡り、ひと悶着ありそうだ。

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7月4日のソフトバンク戦、日本ハムは一発攻勢で快勝。1回、不安定な立ち上がりの和田毅投手を攻め、野村佑希選手の3ラン本塁打で先制。以降も郡司裕也、万波中正、伏見寅威の3選手が本塁打を放ち10−3と快勝した。

ここ最近、日本ハムは故障明けの選手が続々と一軍に昇格。不調の野村選手にも一発が飛び出し、打線は好調に見える。後半戦も台風の目になりそうだが、ここにきてチームを指揮する新庄剛志監督に悩み事が出てきたようだ。

不倫報道・山田遥楓選手の一軍昇格で波紋？

それは昨年オフ、西武から移籍した山田遥楓選手。ユーティリティ内野手で、西武時代は源田壮亮選手の代役として遊撃もこなしていたほどだ。ただ、今年は怪我で2月に手術を受けていた。

現在、一軍では上川畑大悟選手が遊撃レギュラーの座をつかんでいるが、打率1割台と低迷。一方、山田選手は6月23日の二軍復帰戦でいきなり本塁打を放った。7月4日終了時点で7試合に出場し打率.588、3本塁打と打ちまくっている。

そして7月5日に日本ハムの公式ツイッターが更新され、山田選手の画像と共に《熱い男、1軍合流です》とのコメントが添えられていた。

だが山田選手、もともとはスキャンダルもあり、西武から事実上クビにされた身。今年1月には不倫も報じられている。

週刊誌の直撃に対して「僕が今の奥さんとどんだけのことがあったか知らないでしょ」と、さわやかなイメージとはかけ離れた衝撃的な言葉を口にしていた。

一連の報道やスキャンダラスな選手の起用を嫌う新庄監督の意向もあってか、山田選手はここ最近一、二軍の入れ替えが活発な中でファームに幽閉されていたのだが…。

「山田選手はとにかく声がデカいと有名で、同じく二軍の今川優馬選手とともにファームの選手たちを元気づけてきた。しかし、不倫に厳しい昨今、首脳陣は山田選手の昇格がチームの人気上昇に水を差すのではと懸念している。

ど派手なパフォーマンスを次々に考案し、人気を博してきた新庄監督だが、選手たちのスキャンダル対策まで考えられるかは未知数。今後、山田選手に付きまとうであろう週刊誌への対応、ファンの評判や山田選手が弁明する必要性の有無も考慮する必要がある」（野球記者）

昨年と比べてチームが好調な一方、悩み事は尽きないようだ。