『るろうに剣心』新アニメに酷評の嵐! 声優・キャラデザ…全て旧版に敗北

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7月6日の深夜より、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の新作アニメがフジテレビ系深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送スタート。レジェンド漫画の再アニメ化に期待の声が多くあがっていたが、あまりにもがっかりクオリティーだった。

和月伸宏氏による原作は1994年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始し、コミックスがシリーズ累計7200万部を記録。1996年には初のTVアニメ化、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と、『るろうに剣心』は紛れもなく日本を代表する漫画の一つだ。

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「こうして満を持して再アニメ化されたのですが、第1話から酷評の連続でした。まず声優ですが、旧アニメでは宝塚女優の涼風真世が主人公・緋村剣心を演じて、中性的で柔和なキャラクター像を上手く表現していました。

しかし今作では男性声優の斉藤壮馬が演じているため、男らしさがどうしても強い。声の低すぎる剣心に違和感を訴える視聴者が続出しています」(週刊誌記者)

劣化した絵柄をそのままアニメ化?

さらに作画に関しても、90年代の前作に負けているという。

「『るろうに剣心』の原作漫画は、まるで少女マンガのようなきめ細かいタッチが話題となり、前のアニメ化ではそれを完全再現していました。

しかし今回のアニメ化は〝ザ・少年漫画〟という力強いタッチ。まるで生身の人間の時代劇のようにも感じられた旧アニメと違い、今回はもろに2次元のキャラクター感があってアニメ感が強すぎ。作品の良さが台無しになっていますね」(同・記者)

しかしこの新アニメを擁護する人も一定数いる。なぜなら、今作は原作者の和月氏が自ら、キャラクターデザインやシナリオなど全編に渡って完全監修しているからだ。

「ただ、原作者がしゃしゃり出れば良いというものではありません。和月氏といえば、『るろうに剣心』連載中の94年から99年にかけて大きく絵のタッチが変わりましたが、その全盛期は95年~97年頃だとファンからも指摘されています。99年の頃は、絵のタッチが丸っこく大味になってかなり不評でした。今の和月氏も相変わらずそんな〝ザ・少年漫画〟の作風。

今回の新アニメはその絵柄をキャラクターデザインと定めて動かしているのです。95年~97年頃の和月氏の絵をアニメ化した旧アニメに負けるのも当然の話です」(同)

このままガッカリアニメにならければ良いのだが…。

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