タンス預金に2000万円!?『らんまん』浜辺美波の発言に大仰天

神木隆之介

神木隆之介 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

女優の浜辺美波が出演するNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』が7月6日に放送され、浜辺演じる寿恵子が〝タンス預金〟を手にするシーンがあった。

田邊教授(要潤)から無学歴を痛烈に批判され、植物学の道に陰りが見えた万太郎。たとえ、新種を発見したとしても発表をする場もなく、自分が名付け親にもなれないと未来を悲観する。

そんななか、かつての学友・佑一郎(中村蒼)が万太郎の元を訪ねてきて、アメリカに留学し、ミシシッピ川の治水工事に参加することになったと告げる。それを聞いた万太郎は、かつて共に見た土佐の仁淀川からミシシッピ川へと道を切り開いた佑一郎に対し、尊敬と勇気をもらう。

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このやりとりを聞いていた寿恵子は、万太郎の道も拓けないかと、植物学が進んでいる海外留学を視野に入れるように。その夜、タンスのなかからお金を取り出し「お話があります。綾お姉さまが万太郎さんのために持たせてくださったお金が1000円あります」と、大金の使い道について相談しようとするが、万太郎はいつも通り研究に夢中で、寿恵子の言葉など聞こえていないよう。寿恵子は「はぁ…。もう!あなたのことなんですよ!」と呆れてため息をつくのだった。

2000万円のタンス預金をボロ屋に…

「諸説ありますが、明治15年当時の貨幣価値は現在の1~2万倍と言われており、1円は約2万円に換算されるため、寿恵子が峰屋から受け取った1000円は約1000~2000万円の計算になります。

家賃50銭のボロ長屋に住んでいる夫婦が、そんな大金を持っているとは誰も思わない。壁に穴があき、隣人は元盗人、防犯的観点から見ても最悪な環境です。万太郎が金目の物に興味がないのは昔からですが、そこは寿恵子がしっかり管理しないと…と、視聴者に余計なお世話を焼かせています」(芸能ライター)

ちなみに万太郎のモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士は、現在の千代田区飯田橋付近で下宿をはじめ、その家賃はドラマの約8倍の〝4円〟だと言われている。

「史実通りに描いてしまうと万太郎の贅沢ぶりばかりが目立ってしまうことから、あえて貧乏暮らしをさせて、視聴者の万太郎を応援したい気持ちを買っているのでしょう。

他にも前妻の存在を消して、寿恵子に一途な姿を描くなど、このドラマでの牧野富太郎はかなり美化されています」(前出のライター)

さて、タンス預金はどう使用されるのか。今後の展開に注目である。

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