佐々木朗希“タイトル総ナメ”でも評価できない理由…ロッテの過保護ぶりに疑問

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千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手が好調だ。

このままいけば投手タイトルを総ナメする可能性もあり、ダルビッシュ有、田中将大、山本由伸らに続くパを代表するピッチャーに成長しつつある。

だが、これは果たして本当だろうか。

佐々木はこれまでのエースピッチャーと比べると、まだまだ〝不甲斐ない〟と言わざるを得ない。

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「田中やダルビッシュのほか、松坂大輔、涌井秀章、杉内俊哉など、パ・リーグを代表する投手はイコール日本を代表する投手でした。

しかし、佐々木がこの枠に収まるかというと、いささか疑問が残る。

3月のWBCではメキシコに打たれて半ばノックアウトのごとく降板しましたし、村上宗隆のサヨナラ打がなければ戦犯扱いでした」(週刊誌記者A)

佐々木の今季成績は、防御率1.48、勝率.778、奪三振121で、いずれもリーグトップ。勝ち星の7勝も球界のエース、オリックス・山本と1勝差でのリーグ2位だ。

だが、投球回に目をやると、わずか79イニングでリーグ5位。エースとしての自覚から、9回を投げきる覚悟で戦ってきたこれまでの大投手と違い、100球前後で早々に交代する体力のなさが目立つ。

佐々木のスタミナのなさは個人主義のせい?

この背景にあるのは、佐々木に対する過保護なまでの〝ゆとり教育〟だ。

「球団は佐々木を異常なまでの贔屓・過保護にし、球数をあまり投げさせません。ローテーションも中6日や8日で、佐々木1人のためにほかの先発陣は不規則な間隔を強いられています。

団体競技において個人を優先するこの姿勢は、和を乱す行為にほかならないでしょう」(週刊誌記者B)

こうした思想が植え付けられた背景には、〝個性を伸ばす〟という美辞麗句の下に、集団を疎かにしてきた現代教育の影響がある。

「佐々木はまだ21歳の若造であり、自己犠牲の精神を持ちこそすれど、俺に合わせろ! と強いるのは厚顔無恥でしょう。こうした身勝手な発想も、すべては行き過ぎた個人主義を是とする現代教育のせい。

佐々木は自分優先で周りに合わせることをせず、自分の意思ばかり実現しようとする〝ゆとり教育〟に染まりすぎている」(同・記者)

指摘されることの多いスタミナのなさも、個人主義のために改めないのではないかとも…。

「大谷やダルビッシュも線は細かったが、渡米後は現地で通用するようになるため、相当ウエイトトレーニングをして体を大きくした。

球数に体力が追いついていない佐々木も、もっとスタミナを蓄える必要がある。

にもかかわらず、あのスリムさをキープしているのは、スタイルが崩れるから太りたくないという身勝手な意思があるのかと勘ぐってしまいます。

選手としての成績より体型を優先する、現代の若者らしいといえばそうですが…」(週刊誌記者C)

ネット上にも、《球数嵩んでイニング投げれないしアカンわ》《中6も無理なら中4中5が主流のメジャーなんて無理》《パワーピッチャーのくせにいつまで細いんだよ》など、批判は根強い。

いい加減、行き過ぎた個人主義からは脱してほしいものだ。

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