今期ワーストドラマは『トリリオンゲーム』? TVer好調も視聴率は右肩下がり

目黒蓮 

目黒蓮 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

今期ドラマが熾烈な視聴率争いを繰り広げるなか、早くもワーストドラマの烙印を押されている作品がある。『Snow Man』目黒蓮主演のドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)だ。

原作は青年コミック誌『ビッグコミックスペリオール』で連載中の同名漫画で、累計発行部数は120万部を突破している。

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目黒演じる〝ハル〟と佐野勇斗演じる〝ガク〟がタッグを組み、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いでいくノンストップ・エンターテインメントだ。

7月28日に放送された第3話では、ハルやガクがフラワーギフトの最大市場であるホストクラブに潜入し、1カ月で2000万円分の花を売り上げる目標に向かって奮闘していく。

「主演を務めている目黒といえば、昨年の大ヒットドラマ『silent』(フジテレビ系)や映画『わたしの幸せな結婚』などの話題作でノリに乗っているジャニーズ俳優です。

今回のドラマも『silent』に続くヒットが期待されていましたが、初回の平均世帯視聴率は7.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)というまずまずの結果に。しかし、第2話は5.6%、第3話は5.2%まで数字を落としました」(ドラマライター)

TVer再生数200万再生を達成したのに…

視聴率は初回放送が一番高く、2話以降から徐々に数字を落としていく傾向なのが一般的だろう。

だが現在は『TVer』などの見逃し配信で、リアルタイム放送に追いつく人が増えている。その恩恵を見事に受けているのが、堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)だ。

「『VIVANT』は民放ドラマとは思えないスケールの大きさや豪華キャスト陣、大胆なストーリー展開が大きな話題となっています。

『TVer』の見逃し配信は、第1話の再生数が公開からわずか3日足らずで200万回を突破。TBSドラマの第1話再生回数として、歴代最高の400万回を記録しました(7月24日時点、ビデオリサーチにて算出)。

初回11.5%、第2話11.9%、そして7月30日放送の第3話で自己最高の13.8%を叩き出したのも、『TVer』が上手く活用されたおかげでしょう」(同・ライター)

ただ、見逃し配信の再生数でいえば、「トリリオンゲーム」も負けてはいない。

実は同作の第1話も「TVer」や『TBS FREE』の無料配信において200万再生を突破している。また『U-NEXT』の歴代初週視聴ランキングでTOP3にランクインするなど、好調だった。

そこから視聴率が低迷しているのは、ドラマの内容に原因があるのかもしれない。かねてより視聴者からは目黒のわざとらしい演技や、中二病のようなキャラクターが不評を買っていた。

「見逃し配信の拡充によってテレビの観られ方が変わったといわれていますが、テレビ局にとって大切なのは、CM広告料やスポンサーであることに変わりありません。『TVer』を活用して視聴率を上げた『VIVANT』と、数字を下げた『トリリオンゲーム』で明暗がクッキリついてしまったようです」(同)

「トリリオンゲーム」は第4話から、第2章のソーシャルゲーム事業編へと突入。ジャニーズ事務所の実力派俳優として知られる原嘉孝が登場する。

原の登場によって視聴率が少しでも回復してくれると良いのだが…。

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