北川景子“退場回”でも視聴率ダダ下がり…『どうする家康』もはや上がり目ナシ

北川景子 (C)まいじつ

現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』で、レギュラーキャラ退場ラッシュの山場が訪れている。しかし視聴率はワースト2位を記録。どうやら最後まで盛り上がることはないようだ。

7月2日に放送された第25回『はるかに遠い夢』で、初回から登場している瀬名(有村架純)が死亡。そして第28回~30回にかけて織田信長(岡田准一)、明智光秀(酒向芳)、市(北川景子)と、3週連続でレギュラーキャストが死亡した。

しかし、第30回の世帯平均視聴率は、自身ワースト2位の9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であった。

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「一応、本能寺の変が描かれた信長死亡回は高視聴率をマークしたのですが、これは作中での信長人気というより、シンプルに〝本能寺の変〟という日本人なら誰もが知る歴史上の大きな事件が描かれたためでしょう。

その回だけ視聴率が上がって、その後、急落しているのも、本能寺の変というキラーコンテンツでさえつまらなく描いた『どうする家康』への失望だと推測されます」(ドラマライター)

『鎌倉殿の13人』と『どうする家康』の大きな違い

一方でレギュラーキャストの退場ラッシュといえば、前作の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』はとてつもない盛り上がりを見せていた。

「『鎌倉殿』では15話から17話にかけて、3週連続でレギュラーキャストが退場。この時は視聴者から〝ロス〟の声が上がるほど、大きな盛り上がりを見せていました。

視聴者がロスになるかならないかは、やはりキャラの描き方にあるでしょう。三谷幸喜さんの『鎌倉殿』のキャラは血が通っていて共感性も高く、見ているとどんどん思い入れが強くなる。

しかし古沢良太さんの『どうする家康』のキャラは、どのキャラも一面的で人間らしさがない。〝所詮は架空のキャラ〟としか思えないので、死亡しても悲壮感が全然ないのです」(同・ライター)

もはや『どうする家康』のこれ以上の盛り上がりは絶望的だ。

「『どうする家康』で生存しているレギュラーキャラは、とにかくキャラが薄い。家康の家臣団なんて、初回からずっと登場しているのに、名前すら覚えられない。1話こっきりのぽっと出キャラに何度も時間を割いたツケが回っていますね。織田信長、明智光秀、市の退場で全く盛り上がらなかったのですから、制作陣はお手上げなのではないでしょうか」(同)

一般層にも知名度の高い戦国時代を扱いながら、ここまで無風になってしまうとは誰も予想していなかっただろう。

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