Official髭男dism『イエスタデイ』累計3億回再生突破! タイアップ作品ヒットが人気の秘訣?

藤原聡 

藤原聡  (C)まいじつ 

『Official髭男dism』の楽曲『イエスタデイ』が、8月23日に発表されたオリコン週間ストリーミングランキングで週間再生回数114.8万回を記録。累計再生回数3億回を突破した。

累計3億回突破した髭男の楽曲は、これで通算8作目。アーティスト別の3億回突破作品数は第2位の『YOASOBI』(5作品)、第3位の『BTS』とAdo(3作品)に差をつけて第1位。自身の持つ歴代最多記録を更新した。

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ただ、3億回を突破した8作品はどれもアニメやドラマ、映画などの主題歌。『Pretender』は映画『コンフィデンスマンJP』、『I LOVE…』はドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で使われた。

他にもアニメ『東京リベンジャーズ』(テレビ東京系)の『Cry Baby』や、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』の『115万キロのフィルム』、アニメ『SPY×FAMILY』(テレビ東京系)の『ミックスナッツ』などが3億回再生の壁を超えている。

タイアップ曲も相性によりけり?

3億回突破楽曲は、YouTubeの再生回数も伸びており、ほとんどが1億回以上の再生数を記録している。

一方、昨年公開の映画『異動辞令は音楽隊!』の主題歌『Choral A』は、アップから1年が経とうとしているのに、いまだ270万回再生ほど。

映画は公開初週の興行収入が9000万円と言われており、初登場6位スタート。人気のアニメや映画・ドラマに起用されないと、伸び悩む傾向が伺える。

髭男と同じような状況に立たされているのがYOASOBI。彼らはアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(TBS系)や『【推しの子】』(TOKYO MXほか)、『BEASTARS』(フジテレビ系)などの主題歌に起用されている。

特に【推しの子】の『アイドル』は日本を飛び越えて世界中で人気に。ビルボードジャパンのストリーミング・ソング・チャートでは史上最速で1億回を突破。YouTubeのMVは2.9億回も再生されている。

タイアップ曲は作品をいかに解釈できているかが重要。思えば平成時代もドラマ主題歌がヒットする傾向だった。

CD文化が廃れても、音楽の聴かれ方は変わらないということか。

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