小芝風花 （C）まいじつ　

10月から始まる高橋文哉×志尊淳のＷ主演ドラマ『フェルマーの料理』（TBS系）に、小芝風花の出演が決まった。これまで難役に挑戦して絶賛されてきた彼女だが、新ドラマには不安材料が存在する。

小芝といえば、2015年放送のNHK連続テレビ小説『あさが来た』で、主人公の娘を演じて一躍有名に。それ以降『妖怪シェアハウス』（テレビ朝日系）や『トクサツガガガ』（NHK）など、ドラマへ数多く出演しており、最近では『波よ聞いてくれ』（テレビ朝日系）で〝金髪やさぐれ女〟を演じて話題になった。

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「現在放送中の『転職の魔王様』（フジテレビ系）で小芝さんは、社畜ヒロイン・千晴を熱演しています。あれだけ強烈だった『波よ聞いてくれ』のキャラクターを完全に消し去る演技力はさすがといったところ。ですが、見た目も中身も正反対の千晴に〝物足りなさ〟を感じている視聴者は少なくありません」（ドラマライター）

そのことが視聴者離れの要因になっているのか、ドラマの視聴率は鳴かず飛ばずの状態だ。

ドラマの命運を左右するのは…

「フェルマーの料理」は、夢破れた天才数学少年が数学的思考で料理を導く青春ストーリー。高橋文哉と志尊淳をW主演に迎え、小芝は二つ星レストランで働く紅一点の女性シェフ・赤松蘭菜を演じる。

蘭菜は思ったままを口にするサバサバ系キャラクターのようで、どことなく「波よ聞いてくれ」のキャラクター像に近い。そのため、物足りなさを感じることはないだろうが、実は懸念点もある。

「『フェルマーの料理』の原作は、『アオアシ』で知られる漫画家・小林有吾の同名コミックス。『月刊少年マガジン』不定期連載されているため、単行本はまだ3巻しか出ていません。問題なのは、ドラマが原作に追いついた後の展開。ドラマオリジナル要素がドラマ成功のカギを握りそうですね」（同・ライター）

はたして「フェルマーの料理」はヒットするのだろうか。