ゴマキの弟・後藤祐樹が千葉県市議に当選! 女性暴行・未成年飲酒・強盗そしてつんく♂から破門… 波乱万丈の彼が評価された3つの政策

後藤真希 

後藤真希  (C)まいじつ 

元『モーニング娘。』後藤真希の弟にして、自身も『EE JUMP』として活動した後藤祐樹氏が、8月27日投開票の千葉県八街市議選で初当選を果たした。

同市議会は定数20で、後藤議員は清掃業代表取締役社長として無所属・新人で立候補。出馬した24名のうち2番目タイとなる1415票を獲得し、見事に上位を獲得し、初当選となった。

【関連】前科持ちでも政界進出! ゴマキ弟・後藤祐樹氏に続いて『EXIT』兼近大樹にも出馬の可能性 ほか

地方・国政問わずタレント議員は珍しくないが、過去の経歴から、後藤議員の当選はネット上で驚きを持って受け止められている。

後藤議員は姉が「モー娘。」に加入した翌年の2000年、現在女優として活動するソニンとともに「EE JUMP」としてデビュー。

しかし、翌年には仕事を抜け出す〝失踪〟騒動を起こした他、女性マネージャーに暴行、キャバクラでの飲酒が週刊誌で報道されるなど、当時はやんちゃの連続で〝お騒がせアイドル〟となった。

02年には、プロデューサーのつんく♂から〝破門〟扱いでグループを脱退し、芸能界を引退。07年には工事現場で警備員を殴って銅線を盗む強盗傷害容疑で逮捕・実刑判決を受け、12年に仮釈放されている。

交通・子育て・農業から掲げた3つの政策

八街市には19年から転居し、清掃会社を経営する傍ら、21年にはYouTubeチャンネルを開設。

同年には、アウトローな経歴を活かして格闘家・朝倉未来とのストリートファイト企画に挑戦するも、プロの前に惨敗を喫し、痛々しく腫れた顔で話題を集めた。昨年には事務所に所属し、芸能界へ20年ぶりに復帰した。

こうしたお騒がせの連続だった後藤議員の掲げた政策は主に3点。1つ目は「市民のための生活支援」で、主に市内の公共バス拡大など、公共交通機関の発達による〝自由に移動できる街づくり〟を挙げている。

2点目は「子供や若者が安全に遊べる場所作り」で、子どもたちが交流を深め、子育てしやすい街づくり。

3点目は「高齢者や子育て世代が住みやすい街へ」として、農家人口や農地が多い土地柄を活かし、野菜の地産地消ができる地域モビリティー体制を強化するという。

過去に反社会的な行動が多かったことは事実だが、選挙活動を通じ、こうした政策が市民に受け入れられたようだ。

〝悪名は無名に勝る〟を体現したとも言える今回の選挙戦。ともかく、当選したからには市民の下僕として、粉骨砕身働くことを期待したい。

【あわせて読みたい】