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ジャニーズ事務所の新社長に就任することが取り沙汰されている、同社所属タレントの東山紀之。人選をめぐっては賛否あるが…。

「ジャニーズをめぐっては前社長・ジャニー喜多川氏の性加害問題について、8月29日に外部専門家による再発防止特別チームが会見。報告書を公開し、座長の元検事総長・林眞琴氏が『代表取締役社長を交代する必要がある』など、藤島ジュリー景子社長の辞任と社長の交代を要求しました」（芸能記者）

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特別チームの報告を受け、ジャニーズ事務所は9月7日に記者会見を開催予定。会見の趣旨は公にされていないが、一部報道では社長交代の報告であること、新社長には東山が内定したと伝えられている。

この報道には、「事務所内部の人間が持ち上がっただけ」といった批判の声も多い。しかし現実問題、東山をおいて新社長は他にいないのが現状だ。

“東山新社長”は折衷案としてはいい落とし所か

「特別チームの報告書では一連の騒動に〝同族経営の弊害〟が強く出ているとし、事務所もこれを真摯に受け止め、ソニーミュージック元社長をはじめ、外部の人間に社長就任を依頼した。しかし、いずれの人物にも断られたといいます。そりゃあ外部の人間からすれば、こんな火中の栗を拾いに行くなんてしたくないでしょう」（フリージャーナリスト）

いわば東山は、あえて貧乏くじを引いた形となる。

「東山はジャニーズ最年長タレントであり、TOKIOが『家が建つほど奢ってもらった』と振り返るほど、後輩の面倒見がいい。スタッフや関係者といった周囲の信頼も厚く、彼を悪く言う者はいないほど後輩から慕われています。いわば彼としては、早く後輩たちがタレント活動できるように、矢面へ立って弾除け役に徹する覚悟なのだろう。

運営の面から見ても、これでジャニー一族が外れるため、報告書で指摘された弊害の解消は見込める。完璧な外部の人間でもないため、ジャニー氏のエンタメに対する功績の部分は引き継ぐことができ、折衷案としてはいい落とし所だったのでは」（同・ジャーナリスト）

これから事務所を引っ張っていくと予想される東山の心労が気がかりだ。