『VIVANT』まだ回収されていない“5つ”の大きな伏線! 最終回直前までにおさらいしたい重要シーン

堺雅人 

堺雅人 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ  

今期ドラマで名実ともにナンバーワンである日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。物語はいよいよ佳境へ突入し、ますます考察が盛り上がるなか、未だ回収されていない伏線がある。

まず挙げたいのは、モンゴル人の少女・ジャミーン(ナンディン・エンデネ・ホンゴルスラ)の存在。作中で〝奇跡の子〟と言われているが、現時点でその片鱗は感じさせない。

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「亡くなったジャミーンの父親は、乃木(堺雅人)になつくジャミーンを見て『この子は人間の善悪を直感的に見抜けるのかもしれない』と話しているシーンがある。

そしてジャミーンは乃木に笑顔を見せて抱き着くなど懐く一方で、公安の野崎(阿部寛)にはいつまで経っても一切心を開かない。ジャミーンからすれば、野崎は〝悪〟なのではないかと」(芸能ライター)

また、乃木が勤務する「丸菱商事」の社員のなかに、国際テロ組織「テント」の工作員がいるという疑惑が浮上した際、その疑いをかけられた内の1人である長野専務(小日向文世)も〝伏線〟としてまだ伏せられているままだ。

長野は工作員ではないうえ、社内不倫していたことが発覚するという肩透かしなオチであったが…。

「小日向という大物俳優をキャスティングしておいて、不倫オチで退場するとは思えません。退場間際に意味深な表情を浮かべていましたからね。

その冷静沈着な性格は、乃木が所属する別班の幹部、もしくはテントの幹部であってもおかしくない雰囲気。視聴者は小日向の再登場を今か今かと待っていますよ」(同・ライター)

自爆したザイール、犯罪歴NGのノコル…

ほかにも、「テント」のザイール(エルヘムバヤル・ガンボルド)が、乃木の正体を別班(VIVANT)だと判断して自爆を図った理由も謎だ。

別班がそこまで恐れるほどの存在であるかどうか、今のところそうは見えず、自爆には他のなにかの理由があると推察される。別班とVIVANTはもしかしたら別モノかもしれない…。

また、「テント」のリーダーであるベキ(役所広司)の息子・ノコル(二宮和也)に犯罪歴をつけさせてはいけない理由など、説明されていない設定が多い。

「第7話では、乃木が野崎とともに飛行機でバルカ共和国に向かう際、突然野崎の手を握って『あなたは鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)、眼光紙背に徹す(がんこうしはいにてっす)』とつぶやくシーンがありました。

鶏群は大勢の鶏、一鶴は飛びぬけて秀でている様を表し、眼光紙背に徹すは出来事を表面上だけでなく真意までも理解することを意味します。

乃木から野崎への信頼を口にした場面と受け取れますが、それに呼応するシーンがまだない。これからの野崎の行動、そして乃木がなぜそんな回りくどい言い方をしたのか、これからの展開に注目です」(同)

最終回まであと2話しかないが、これ以外にもある膨大な伏線は全てちゃんと回収されるのだろうか。

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