『水曜日のダウンタウン』坂本龍一さんを利用した“釣り企画”が波紋…松本人志との関係性を活かした悪質な故人利用

松本人志 

松本人志 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

9月6日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に、今年3月に亡くなった音楽家・坂本龍一さんのファンが怒っているようだ。

前回放送の8月16日、番組ラストの次回予告で「100万円争奪金網デスマッチ」を告げた後、ダウンタウンの2人が号泣する映像を流し、明らかにいつもと違う雰囲気に。BGMに坂本さんのピアノ演奏曲『aqua』を流し、感動的な内容をうかがわせていた。

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放送が3週空くことや、改変期で番組終了もありえるタイミングから、次回放送は一体なんなのかと、ネット上で大きな話題に。

また、坂本さんの楽曲が使われていたことから《ダウンタウンの2人が泣くぐらいだから、坂本龍一関連のVTRでも流したのかなぁ》《たぶん坂本龍一の追悼企画だよね》などの予想も見受けられた。

しかし、蓋を開けてみると「番宣CMでダウンタウンがガッツリ泣いてたら流石に視聴率爆上がり説」の検証。6日の放送回終盤でダウンタウンは用意された目薬を使って泣いているように演技し、これを番宣に使っただけだった。

「感じ悪かった」「許し難い」

なんとも古典的かつシンプルな種明かしに、視聴者からは笑いとツッコミが殺到。しかし、坂本さんのファンからは「楽曲を利用された」と憤る声も上がっている。

ネット上には、《タイミング的に坂本龍一さんの曲は使わないでほしかった》《巻き込み事故食らった坂本龍一の事を思うと、それだけは許し難いなあ…》《「あっぱれ」と褒めてる人もチラホラいて、ホント悪趣味な番組なんだなと思った。自分は不快で、どうしてくれるんだと思ってる》《坂本龍一の楽曲だったから真面目なやつかと思ったのに。ちょっと感じ悪かったな》といった反応が見られている。

「坂本さんはお笑い好きで知られ、ダウンタウンは坂本さんプロデュースのユニット『GEISHA GIRLS』でCDデビュー。そのほか『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系)で仲睦まじい様子を見せるなど、ダウンタウンと親交が深かった。

特に、松本人志とは『ダウンタウンのごっつええ感じ』(同系)でコント共演し、松本は坂本さんの訃報に《たくさんの楽しい思い出ありがとうございました》とツイートしています。その関係性を考えれば、坂本さん追悼企画で2人が号泣したと勘違いしても無理はなく、故人を利用した悪質な釣りとの批判も仕方ないでしょう」(お笑いライター)

悪意ある企画で知られる「水ダウ」だが、ついに故人まで利用するとは…。この説のプレゼンターだった田村淳は、すべてのクレームは自分宛にしてほしいと番組内で語っていた。

ちなみに6日放送回の世帯平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。前回の8月16日放送回の6.5%をわずかながら上回ったようだ。

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